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PDF/月刊誌論文/code:pg_0501_03 マテリアル インテグレーション 2005年1月号
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PDF/月刊誌論文/code:pg_0501_03 マテリアル インテグレーション 2005年1月号
INTER MATERIAL 酸化物ナノチューブの最近の進展
ナノチューブ状HTiOの合成と構造評価
■著者
京都工芸繊維大学 工芸学部 中平 敦 ほか
■要約
筆者らは,生体材料として有用なTi金属の高機能化を狙いにTi金属の表面のアルカリ処理についての生体材料の研究開発を進める過程で,類似のナノチューブ形状を持つHTiO系チタネートが生成することを見出し,Ti金属を用いて得られるナノチューブ材料の特性評価ならびに構造評価を進めてきた.それらの知見を基にすれば,金属表面上のごく薄い酸化物層を濃NaOH溶液で処理することにより,比較的結晶性の良いチタネート(あるいはチタニア)系ナノチューブが簡便に合成でき,しかも同時にこれら合成過程を詳細に検討すれば,ナノチューブ形状の形成過程を明らかにできると考え,これまでナノチューブに関する研究を進めてきた.筆者らの主たる興味は,HTiO系チタネートからなるナノチューブをTEMなどにより詳細に構造評価を行うことで,これらナノチューブの合成過程を解明することにあるが,本稿では最初にチタニアやその他の低次酸化チタンを出発原料として用いた場合に得られた結果について示し,その後で,Ti金属を出発原料とした場合で得られた結果についても紹介し,現時点で得られている構造評価などの知見について簡単に考察して,HTiO系チタネート系ナノチューブに関して概説する.