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PDF/月刊誌論文/code:pg_0501_05 マテリアル インテグレーション 2005年1月号

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PDF/月刊誌論文/code:pg_0501_05 マテリアル インテグレーション 2005年1月号
INTER MATERIAL 酸化物ナノチューブの最近の進展

チタニアナノチューブの合成と機能化
■著者
中部電力(株) エネルギー応用研究所 春日 智子

■要約
酸化チタンは,光触媒活性に優れた材料として広く知られ,NOx除去やアルデヒド分解などのガスの除去や水の浄化,汚損物質の分解など環境浄化や水素製造などへの触媒反応や色素増感型太陽電池の電極材への応用が検討されてきた.本技術は,設備の汚損防止や未来エネルギーである水素エネルギー製造など,広い範囲で適用される可能性がある.筆者らは,従来とは異なる特異な形状あるいはより微細化するなどの工夫により,光触媒の高性能化あるいは高機能化を図る研究を進めてきた.筆者らは,ソフトケミカル法で内径5nm,外径8nm程度のチタニアナノチューブ (TNT) を合成できること,TNTは原料酸化チタンと比べ多くの水酸基を含有していることを既に報告している.NOx除去試験からは,TNTを原料に用いた光触媒は,従来品(p25:日本アエロジル社製)と比べ約50%高い性能を有している.一方,TNTは,光触媒性能の向上にとどまらず,新たな機能性の発現が期待できることを最近見いだしている.これは,TNTがイオン吸着能に優れること,含水量が多いこと,といった特徴を有することに起因する.そこで本報では,これらの特徴を利用して,1)生体親和性機能,2)プロトン伝導機能を発現させることができたので報告する.
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