商品コード:
code:pg_0512_14

PDF/月刊誌論文/code:pg_0512_14マテリアル インテグレーション 2005年12月号

通常価格(税込):
2,200
販売価格(税込):
2,200
ポイント: 0 Pt
関連カテゴリ:
電子出版物(マテリアルインテグレーション論文) > 2005
PDF/月刊誌論文/code:pg_0512_14 マテリアル インテグレーション 2005年12月号
ELECTRONIC CERAMICS マイクロ波・ミリ波誘電体
連載
タイ便り(その35)5年間を振り返って
■著者
Chulalongkorn Univ. Faculty of Science 教授 和田 重孝

■要約
タイ便りを書き始めてほぼ5年になる.熟慮することなく,ただ,毎日が日曜日となるであろう定年後の生活に飽き足らないと思い日本を飛び出してから5年である.タイはバンコクに行くことになって,いろいろの 方にバンコクとはどんなところか聞き回った.その過程で,日本ガイシOBでJICAシニアボランテイアでバンコクに滞在されたSさんにいろいろ教えていただいた.その話の中で,前金属材料研究所長の新居和嘉さん,雑誌「バウンダリ-」に“タイ便り”を投稿されていることを知った.それで,バンコクに来てから「バウンダリー」のバックナンバーを全部購入して新居さんの記事を読んだ.その内に,私もどうしても書きたいことが出てきて,その“タイ便り”という名前を無断拝借してしまった.どうしても書きたかったことは,一つには“聞くと見るとは大違い”と言おうか,タイの科学技術や大学の研究レベルの余りにも低いことであった.その故に,私が暗に思っていた“タイの役に立つボランテイア的活動をしよう”などという考えはとても通用しないと思い知らされた.さらに,日本の政府機関のタイに対する科学技術政策のトンチンカンなこと,特にお金の無駄使いに腹を立てたことであった.それらについては,これまでの“タイ便り”にいろいろ書かせていただいた.しかし,ここ1-2年,それらのテーマに関連したタイ理解が深まらず,マンネリ化していると自覚してきた.マンネリの原因の一つはタイ語をマスーできなかったことにある.5年もいて,何故,タイ語がマスターできなかったのかと言えば,本人の自覚の無さが根本原因だが,私の生活の場であった大学では周りの先生や学生とのコミュニケーションが英語で足りてしまったことも一因である.しかし,やはりタイ語を話し,読むことができないために,タイ理解の程度はあるレベルで止まってしまった.そのために,この``タイ便り''の内容もマンネリ化してきた.そして,さまざまな状況からバンコク滞在に終止符を打とうとしている.
数量:

この商品に対するお客様の声

この商品に対するご感想をぜひお寄せください。