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マテリアル インテグレーション 2006年3月号

マテリアル インテグレーション 2006年3月号

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マテリアル インテグレーション 2006年3月号
特集 エレクトロニク・セラミクスの過去・現在・未来-35年の歩みを振り返って-

第一部
エレクトロニク・セラミクスと岡崎清先生
■著者
早稲田大学理工学術院 一ノ瀬 昇

■要約
学献社の雑誌「エレクトロニク・セラミクス〔エレ・セラと略す〕」の刊行は昭和45年(1975年)ですので,早いもので創刊以来35周年を迎えることになります・・・


第一部
エレクトロセラミックスとともに
■著者
電子セラミック・プロセス研究会 坂野 久夫

■要約
エレクトロニク・セラミクス誌(以下エレセラ誌と略す)から原稿依頼を受けて,もう第一線から引退して相当立っており,記憶も薄れて来ておりますのでお断りしようかと思いましたが,現役時代にエレセラ誌にはお世話になりましたので,書かせて貰うことに致しました. 大学の先生が定年(退官)の時にされる最終講義のような役に立つ立派な話は,筆者には出来ませんので,エレセラ誌に以前寄稿した筆者の雑文を基に,この随想をまとめたいと思います.


第一部
これからのセラミック誘電体
■著者
山本技術士事務所 山本 博孝

■要約
筆者の山本は,大学でいち早くそのセラミックスの焼結等の研究を行い,その成果を1953年に指導教官と学会に発表した.その後,1970年の岡崎清先生のエレセラ誌発行の呼びかけに応じ,誘電体その他の面から本誌の発展に協力した.本稿では,材料や応用に詳しい小笠原と共に業界や大学等が進めている研究開発の実情を踏まえ,これからのセラミック誘電体の方向をまとめた.


第二部 分野別に見るエレセラの過去・現在・未来
圧電セラミックとその応用
■著者
昭栄化学工業株式会社 大野 留治

■要約
圧電セラミックはチタン酸バリウムの発見で火ぶたが切られ,ジルコン・チタン酸鉛 (PZT) の発明で本格的な材料開発,応用研究が開始された.1961年日本電気(株)に入社した当時は電話の即時加入と自動交換網を全国に展開するという電々公社の事業計画が展開されている時代であった・・・


第二部 分野別に見るエレセラの過去・現在・未来
Piezoelectric Actuators Development History and the Future
■著者
The Pennsylvania State University Kenji Uchino


第二部 分野別に見るエレセラの過去・現在・未来
高周波用誘電体セラミックスの歴史と最近の開発動向
■著者
(株)村田製作所 材料開発センター 立川  勉

■要約
携帯電話をはじめとする移動体通信の急速な発展に伴って,これらの通信機器に使用される電子部品にも小型・軽量化・低価格化が強く求められてきた.半導体が通信機器の小型化やその機能をどれほど向上させたか計り知れないが,誘電体フィルタが通信機器の飛躍的な小型化を実現しその進化に大きく貢献してきたことも見逃せない. 本稿では,誘電体共振器の誕生と高周波用誘電体材料開発の歴史を振り返るとともに最近の開発動向について述べる.


第二部 分野別に見るエレセラの過去・現在・未来
多層セラミック基板
■著者
株式会社富士通研究所 基盤技術研究所 主任研究員 今中 佳彦

■要約
工業技術などの過去の技術進歩の過程をたどっていくことは,時代の流れを把握する上で興味深いことであり,ときに未来への道筋を教示してくれることがある.技術は,人間が作る環境の変化・クライテリアの変化をもとにした時代の要求・ニーズに対して敏感に影響を受けながら変革・進化している・・・


第二部 分野別に見るエレセラの過去・現在・未来
セラミックコンデンサの過去・現在・未来
■著者
太陽誘電 総合研究所 材料開発部 岸 弘志

■要約
本稿では,このコンデンサの小型高容量化に対して目覚しい成果をあげ,日本のコンデンサ業界が世界をリードする基盤となった代表的な技術として,1970年代の半導体コンデンサ,1980年代のリラクサー誘電体,1990年代のNi電極積層コンデンサについて取上げてみたい.


第二部 分野別に見るエレセラの過去・現在・未来
磁性体デバイス
■著者
TDK株式会社 基礎材料開発センター 磁性材料グループ 青木 卓也

■要約
磁性体デバイスであるインダクタも小型化が進んでいる.本稿では表面実装型の巻線型チップインダクタおよび積層型チップインダクタについて解説する.


第二部 分野別に見るエレセラの過去・現在・未来
セラミック化学センサの進展
■著者
TDK早稲田大学理工学術院 一ノ瀬 昇

■要約
センサに要求される特質は,まず検知機能である.しかし,いかに高度の機能を持つ材料であっても,信頼性,耐久性にかけるものではセンサとして使うことはできない.その点セラミック材料はセラミックス本来の特質である耐熱,耐摩耗性に加えて,その優れた機能を遺憾なく発揮している.検出される情報も,ガス,イオン,光,位置,熱,電磁場と多彩であり,その進歩は目覚しい.ここではセラミックセンサの中でも進展の早い化学センサについて焦点を絞って紹介する.


第二部 分野別に見るエレセラの過去・現在・未来
二次電池の開発の歴史と今後の展開
■著者
NECトーキン 研究開発本部 沼田 達治

■要約
近年,携帯電話・デジタルカメラ・ノートPCをはじめとする従来のモバイル機器の高性能化が進むだけではなく,ポータブルゲーム機・デジタルオーディオプレイヤーなどの新たな市場が創出され,さらにはハイブリッド電気自動車の実用化がなされた背景には,エネルギー蓄積デバイスとしての二次電池(充電可能な電池)の存在が欠かせない・・・


第二部 分野別に見るエレセラの過去・現在・未来
PTCサーミスタの歴史と今後の展開
■著者
(株)村田製作所 新見 秀明

■要約
本報では,その発見から現在までの材料の研究開発と商品の歴史を振り返るとともに,最新の状況と今後の展望を概説する.


第二部 分野別に見るエレセラの過去・現在・未来
ナノテクノロジーによる新機能ガラスの開発
■著者
京都大学大学院工学研究科・NEDOナノガラスプロジェクトリーダー 平尾 一之

■要約
本稿では,主にナノガラス技術プロジェクトの研究開発項目の中でも光デバイスの研究を通して,ナノガラスが持つ可能性の大きさ,広い用途を見ていくことにしよう.


会議報告
岡崎清功労賞授与式
■著者
防衛大学通信工学科 教授 山本 孝


連載
近代日本のセラミックス産業と科学・技術の発展に尽力した\\偉人,怪人,異能,努力の人々(26)第2次世界大戦後の東北大学工学部の教授としてセラミックスの科学と技術、セラミックス産業の発展に尽力された東北大学の村上恵一教授、梅屋薫教授
■著者
宗宮 重行
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