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PDF/月刊誌論文/code:pg_0008_15 マテリアル インテグレーション 2000年8月号
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PDF/月刊誌論文/code:pg_0008_15 マテリアル インテグレーション 2000年8月号
MATERIALS INTEGRATION 21世紀の材料革命 ―無機材質研究所―
「独立研究官制度/未来に拡がる萌芽的研究」
酸素ポンプ用イオン導伝体
■著者
無機材質研究所 独立研究官 渡辺 昭輝
■要約
酸化物イオン導電性セラミックスとして,よく知られている材料は安定化ジルコニアであるが,動作温度の高いことが欠点である.そのため,500〜600℃の中温度領域で効率良く作動する酸化物イオン導電性セラミックスが求められている.そのひとつとして,酸化ビスマス(Bi2O3)を基本とした複酸化物が注目されている.安定化ジルコニアの場合と同様に,酸化物を添加することにより高温相を低温領域へ安定化させる研究が広く行なわれた.現在,有望視されているのは五酸化バナジウム(V2O5)との系であり,Bi23V4O44.5ならびにBi2VO5.5を基本とする二つの複酸化物系である.
