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PDF/月刊誌論文/code:pg_0101_04 マテリアル インテグレーション 2001年1月号
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PDF/月刊誌論文/code:pg_0101_04 マテリアル インテグレーション 2001年1月号
INTER MATERIAL 21世紀に飛躍する材料(2)
希土類ナノコンポジット磁石
■著者
大阪大学 先端科学技術共同研究センター 教授 町田 憲一
■要約
希土類ナノコンポジット磁石は,良好な保磁力を有する希土類金属間化合物硬磁性体相と高い磁化を有する軟磁性体相との組み合わせから,既存の希土類磁石を上回る磁石特性を発現することが期待でき,一部では既に実用化されている.特に,これらのナノコンポジット磁石では,高価で酸化され易い希土類金属の使用量を低減できる利点があり,これに伴って磁石の製造コストの低減と耐久性の向上が期待できる.ここでは,Nd 2 Fe 14 B系あるいはSm-Fe-N系金属間化合物を高保磁力(硬磁性体)相とし,これらにα-FeまたはFe3 Bを高磁化(軟磁性体)相としてナノコンポジット化した磁石(交換スプリング磁石)に関する研究動向と実用化例を紹介する.
