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PDF/月刊誌論文/code:pg_0201_06 マテリアル インテグレーション 2002年1月号

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PDF/月刊誌論文/code:pg_0201_06 マテリアル インテグレーション 2002年1月号
INTER MATERIAL 21世紀に飛躍する材料(3)新材料とその応用

生体材料としてのアパタイト粒子分散チタン複合材料
■著者
(独)産業技術総合研究所 基礎素材研究部門 渡津 章

■要約
チタン製インプラントと生体骨との結びつきはバイオセラミックスほど強固ではないため,この接合性を改善することが課題とされている.そのため,バイオセラミックスとチタンの特長を併せ持つ複合体が,プラズマスプレーによるチタンへのアパタイト被覆などで研究されてきた.しかし,プラズマスプレーでは被覆する際に10,000Kほどの高温になるために,アパタイトの結晶構造の変化や熱膨張率の差によるアパタイトの剥離の問題が指摘されている.インプラントは長期的使用を想定しているため,複合体は安定である必要があり,強固な複合状態を作り出すことが患者の負担を軽減することにもつながる.そこで,本稿では,アパタイトが剥がれにくい特徴をもつアパタイト粒子分散チタン複合材料を紹介する.
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