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PDF/月刊誌論文/code:pg_0207_04 マテリアル インテグレーション 2002年7月号

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INTER MATERIAL 材料・生体・情報の融合を目指して(1)

ペプチド・ビルトイン型キノン補酵素の生成機構
■著者
大阪大学産業科学研究所 生体触媒科学研究分野 岡島 俊英 他

■要約
1990 年になって,2,4,5-トリヒドロキシフェニルアラニルキノン(以下TPQと略称),およびトリプトファントリプトフィルキノン(TTQ)という2種類の新しいキノン型の補酵素が相次いで構造決定された.前者は動物血清中に存在し銅イオンを補欠金属として含む銅アミン酸化酵素の,後者はメタノール資化性細菌のメチルアミン脱水素酵素のそれぞれ触媒活性に必須の補酵素として見いだされたものである.さらに,動物の結合組織中のコラーゲンやエラスチンの分子間架橋反応を触媒するペプチジルリジン酸化酵素にも,新たな別のキノン型補酵素(リジルチロシルキノン;LTQ)がごく最近見いだされた.1980年代の終わり頃に発見されたピロロキノリンキノン(PQQ)を含め,これらのキノン型補酵素を含む酵素は“キノプロテイン”と呼ばれるようになった.ポストゲノム時代のバイオサイエンスの進展の方向を見据えつつ,生化学はもとより,分子生物学,構造生物学,生物有機化学,生物物理学など,いろいろなアプローチから,私たちはこれらビルトイン補酵素の形成反応に関する研究を進めている.
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