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PDF/月刊誌論文/code:pg_0209_09 マテリアル インテグレーション 2002年9月号
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電子出版物(マテリアルインテグレーション論文)
> 2002
ELECTRONIC CERAMICS 21世紀の物質・材料科学技術
材料の知的基盤の充実を目指して-材料基盤情報ステーション-
■著者
(独)物質・材料研究機構 材料基盤情報ステーション ステーション長 八木 晃一
■要約
情報はあらゆる活動の源である.これほどに有用である情報であるが,科学技術の世界では必ずしも陽のあたる場に出ることは少なく,やや継子扱いされることもある.しかし,我が国がトップランナーを維持し,新たな活動分野を切り開いていくには,世界中が共通基盤として利用できる情報を発信し,世界の科学技術に貢献できるようになることが必要である.科学技術基本計画で,知的基盤の整備や試験法・評価法の標準化のための国際協力活動の推進が指摘されている.また,独立行政法人においては,材料の有効利用に 関わるデータベースや共通プラットフォームの整備のよ うな長期的・組織的な領域で,中核的な役割を果たすこ とが求められている.そこで,当機構においては,材料データシートの整 備やプレスタンダード化事業の推進による知的基盤の充実,またITを活用した体制を構築することによって材料基盤情報を発信することを中期計画の中で示し,実施することとした.「材料基盤情報ステーション」は,まさに,この計画に沿って設けられた組織であり,担当する業務およびその体制を整備しつつある.ここでは,当該ステーションの目標と業務の内容などについて述べる.
