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PDF/月刊誌論文/code:pg_0210_05マテリアル インテグレーション 2002年10月号

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PDF/月刊誌論文/code:pg_0210_05 マテリアル インテグレーション 2002年10月号
INTER MATERIAL 材料・生体・情報の融合を目指して(3)

大強度コヒーレント遠赤外線の発生
■著者
大阪大学産業科学研究所 量子ビーム発生科学研究分野 教授 磯山 悟朗

■要約
大阪大学産業科学研究所では,旧放射線実験所(現産業科学ナノテクノロジーセンター・加速器量子ビーム実験室)の電子線形加速器を用いて赤外・遠赤外線領域で自由電子レーザーの開発研究を行っている.遠赤外領域の大強度コヒーレント光は,材料や生体物質の評価,合成,加工へ利用することができ,ナノテクノロジーへの応用も期待されている.しかしながら波長が50マイクロメータ以上の領域では,通常のレーザーを含み強い光源は存在しないし,この波長を越えて動作するFELは,世界でも数少なかった.我々は,FELの動作波長を長波長側に拡大する研究を行い,ライナックを用いたFELとしては,最も長い波長である150マイクロメータでのFEL発振に成功した.産研の電子ライナックは,世界有数の大強度短バンチ電子ビームを加速することが出来る.この電子ビームとFEL用アンジュレーターを用いて,X線レーザーを実現するための基礎研究として,遠赤外領域でのSASEの発生と特性測定の実験研究を行っている.FELとは異なるピークパワーやパルス特性を持つSASEは,新しい遠赤外光源としての利用も期待される.ここでは,FELとSASEの動作原理を説明した後,阪大産研で行っている遠赤外領域でのSASE実験研究の概要と最近の結果を紹介する.
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