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PDF/月刊誌論文/code:pg_0210_07マテリアル インテグレーション 2002年10月号
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PDF/月刊誌論文/code:pg_0210_07 マテリアル インテグレーション 2002年10月号
INTER MATERIAL 材料・生体・情報の融合を目指して(3)
人工関節材料における新しいアプローチ-材料工学と細胞工学の融合-
■著者
大阪大学産業科学研究所 環境調和ナノマテリアル分野 助手 山口 俊郎
■要約
近年,生体組織を生体外で再生し移植する方法,いわゆる再生医工学的な方法が,将来の新しい治療方法として注目されている.この手法を取り入れた新しい人工関節の研究は,関節軟骨に修復能がないために,大いに期待されている.今回は人工関節に関わる材料について概観し,我々のアプローチを紹介する.人工関節を用いた治療方法は,臨床研究段階の方法を含めると,以下のように分類できる.1)人工関節置換術2)人工軟骨材料による置換術3)生体組織工学を用いた軟骨再生人工関節置換術では,大量の海綿骨の切除を伴う.これに対して,2),3) の方法は,最小限の海綿骨の切除で治療が可能である.
