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PDF/月刊誌論文/code:pg_0210_11マテリアル インテグレーション 2002年10月号

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PDF/月刊誌論文/code:pg_0210_11 マテリアル インテグレーション 2002年10月号
INTER MATERIAL 材料・生体・情報の融合を目指して(3)

ナノクラスターコンポジットの設計・開発および実用化
■著者
大阪大学産業科学研究所 セラミックス構造材料研究分野 助手 中山 忠親

■要約
近年,ナノ粒子あるいはクラスターといったシングルナノ領域の材料が注目を集めている.ここでいうシングルナノ領域とは10nm以下程度の材料サイズをさす.この領域においては,材料自体の電気的,磁気的,光学的,熱的,化学的な特性が劇的に変化することが知られている.たとえば,本来発光しないシリコンが5nm程度以下の粒子にすると発光しやすくなることや,通常融点が1063℃の金を3nm程度の粒子にすると527℃くらいで溶け始めるということが発見されている.このほかにも,単純に単位体積当たりに充填される粒子の個数や単位体積当たりの粒子の表面積が大きくなるといった効果があり,これらの材料はその特異な構造に起因した新しい物性を発現することが期待されている.しかしながら,材料作製プロセス上の問題点などから,シングルナノレベルで微細構造制御された材料の多くは薄膜あるいは微粒子の形態で研究されてきている.ここで,著者らの研究グループにおいては,シングルナノレベルの粒子を原料としてシングルナノレベルの結晶粒からなるバルク体あるいは,シングルナノレベルの第二相を母相と複合化させたバルク体を作製し,その構造と物性について検討を行ってきた.本論文においては,それらのいくつかを紹介することとする.
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