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PDF/月刊誌論文/code:pg_0211_04マテリアル インテグレーション 2002年11月号
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PDF/月刊誌論文/code:pg_0211_04 マテリアル インテグレーション 2002年11月号
INTER MATERIAL E-Gamglion/電子神経節
ナノ粉砕・ナノ構造粒子
■著者
ホソカワミクロン(株) 研究開発カンパニー 粉体工学研究所 横山 豊和
■要約
ナノ粒子の作製方法は,物理的あるいは化学的に合成していくビルドアップ法と,主に機械的に微粒化していくブレイクダウン法に大別される.一般的には,シングルナノから100nm程度の領域の純度の高いナノ粒子の作製にはビルドアップ法が用いられるが,生産性やコスト,あるいは原料組成の制御などの点が問題になる場合が多い.一方,ブレイクダンウン法の代表的な粉砕法は,量産性はあるものの,以前はミクロン前後の粒度領域が限界であり,それ以下の微細な粉砕は困難であると考えられていた.ところが10年余り前より,電子セラミックス部品原料の液中粉砕などにおいて,サブミクロンないしはそれ以下のナノ領域の超微粉砕が実現され,粉砕法によってより細かいナノ粒子の作製が行われるようになってきている.さらに,粉砕法の大きなメリットは,プロセスがシンプルな点に加えて,複雑な組成系にも容易に対応できることにある.ここでは,まず粉砕の限界について考えると共に,その後の最近の研究動向の一端について紹介する.一方,固体微粒子に有効に力学的な力を加える粉砕機構を利用して,異種物質の粒子レベルでの複合化が図られているが,これらによってナノ領域の構造制御を試みた複合粒子作製のいくつかの例について述べる.