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PDF/月刊誌論文/code:pg_0211_15マテリアル インテグレーション 2002年11月号

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PDF/月刊誌論文/code:pg_0211_15 マテリアル インテグレーション 2002年11月号
INTER MATERIAL E-Gamglion/電子神経節
連載
タイ便り (その9) タイ科学・技術への貢献
■著者
Chulalongkorn Univ.Faculty of Science 教授 和田 重孝

■要約
タイの科学技術の現状から,日本がそして私個人がどのようにタイの科学技術の向上に寄与できるかについて,既に,タイ便り (1),(2),(3) で述べてきた.本題に入る前に,少し長くなるが,これまでの考えを整理したタイ便りから引用する.私は“タイで役に立ってみよう”と思ってタイに来た.しかし,“タイの科学・技術レベルは低く,私が貢献したことも,私がいなくなったら元の木阿弥になる”,しかも“そのような状況は当分変わりそうにない”と考えられた.では,どうするか.この疑問には二つの意味があって,一つは,“どうしたらタイの科学・技術レベルを高めることができるのか?”もう一つは“自分はどうしたら良いのだろうか?”であった.タイ便り (その1) .自分はどうしたらよいのだろうか?に対する私の答えは,尻尾を巻いて日本に帰るのではなく,私はタイの人がして欲しいということをする (Give) ,私は私のやりたいことをさせてもらう(Take),ということで良いではないか,と割り切ることであった.タイ便り (その2) .そして,タイ便り (3) のまとめに,「残された課題は“どうしたらタイの科学・技術レベルを高めることができるのか?”である.この設問に対する答えには3つのフェーズがある.(1)タイの自主努力,(2)日本の支援,(3)Give and Takeの関係,である.民間企業のタイへの製造部門の進出は,あくまでも日本の企業にとって必要だから進出してきた.それが,タイにとっても利益になった.同様に,研究・開発においてもタイと日本の間にGive and Takeの関係はできないのか?その一つの例として,タイ・サイエンス・パークの活用を提案した.(1),(2)については稿を改めてご報告したい.」と述べた.以上の議論は来タイ半年頃に書いたものである.来タイ1年半の現在,大筋では変わっていないが,いま少し深い議論ができると思っている.
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