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PDF/月刊誌論文/code:pg_0212_10マテリアル インテグレーション 2002年12月号

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PDF/月刊誌論文/code:pg_0212_10 マテリアル インテグレーション 2002年12月号
ELECTRONIC CERAMICS 高周波材料・高周波デバイス

吸収型高域遮断フィルタを使ったスペクトラム・マネージメント
■著者
TDKテクノ(株) 三浦 太郎

■要約
高周波の不要信号を除去・抑止する方法として,不要信号を回路の境界で反射したり吸収してゾーンの外側に漏洩させない「ゾーンの分離法」が有力である.回路の境界で該当周波数の境界インピーダンスを大幅に変化させれば反射が増大して不要信号漏洩を効果的に阻止できるため,電磁干渉対策には「境界反射によるゾーン分離」が広く採用されている.しかし,反射によって阻止された不要信号は他の経路をたどって新たな電磁干渉を引き起すおそれがあり,反射波の回り込みが顕在化する周波数帯(およそ100MHz 以上)の電磁干渉対策では不要信号を回路内で吸収させるのが望ましい.また,コンピュータで重要な役割を果たすバスの動作において,情報を運ぶパルス自身に高速化を妨げる周波数成分が含まれていることが明らかにされた.これらの問題から,高速で動作するデジタル回路を安定化させるには,回路内信号の周波数成分を周波数依存性のある吸収によって必要な範囲に制限する対策も重要である.この解説では,不要周波数成分を吸収によって除去する吸収型高域遮断フィルタおよびデジタル回路安定化に寄与する吸収型高域遮断フィルタ線路について述べ,これらの素子が解決した問題を回路動作を最適化するための「スペクトラム・マネージメント」として議論したい.
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