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PDF/月刊誌論文/code:pg_0301_09 マテリアル インテグレーション 2003年1月号

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PDF/月刊誌論文/code:pg_0301_09 マテリアル インテグレーション 2003年1月号
INTER MATERIAL セラミックスと21世紀の科学技術

ファインセラミックスの化学分析方法の開発と標準化-化学計測研究グループの研究紹介-
■著者
(独)産業技術総合研究所 セラミックス研究部門 化学計測研究グループ 上蓑 義則

■要約
産業技術総合研究所セラミックス研究部門化学計測研究グループは,前身の名古屋工業技術研究所化学部計測化学研究室(さらに遡れば名古屋工業技術試験所第3 部第1 課)時代からファインセラミックスの化学分析技術の開発に取り組んできた.ファインセラミック材料中に存在する添加剤や不純物元素の種類は多岐にわたり,その濃度範囲も広い.そのため,ファインセラミック材料中の微量成分の定量には,多元素を高感度かつ広いダイナミックレンジで分析できる誘導結合プラズマ発光分光分析法(ICP-AES) が適している.ICP-AES は基本的に溶液試料を対象とする分析法であり,測定に先だって試料を溶液化する必要がある.著者らのグループでは,主にテフロン製容器を用いる加圧酸分解法にて試料を溶液化し,ICP-AES にて測定する手法で微量成分を精度良く定量する技術を確立してきた.これまでにこの手法で当研究グループが化学分析技術を確立したファインセラミック材料は,アルミナやジルコニア等の酸化物並びに炭化ケイ素や窒化ケイ素等の非酸化物について,その原料微粉末から焼結体,さらには幾つかの材料を組み合わせた複合材料にいたるまで,ほとんどすべてのファインセラミック材料を網羅している.著者らのグループの研究を中心に,ファインセラミック原料粉末中不純物の定量法は近年長足の進歩を遂げてきており,一部の材料については公定分析法(JIS) や準公定分析法(日本セラミックス協会規格JCRS) が制定されるに至っている.本稿では与えられた紙数の制約上,当研究グループが行ってきたファインセラミックスの化学分析技術開発のうち,アルミナ及びジルコニア並びに両者を複合させた材料の焼結体中微量不純物定量技術5)について紹介させて頂く.
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