商品コード:
code:pg_0304_05

PDF/月刊誌論文/code:pg_0304_05 マテリアル インテグレーション 2003年4月号

通常価格(税込):
2,200
販売価格(税込):
2,200
ポイント: 0 Pt
関連カテゴリ:
電子出版物(マテリアルインテグレーション論文) > 2003
PDF/月刊誌論文/code:pg_0304_05 マテリアル インテグレーション 2003年4月号
INTER MATERIAL 排ガス浄化触媒用セリア・ジルコニア固容体の新展開

ケミカルファイリング法によるセリア-ジルコニア固溶体の表面改質と酸化還元挙動の解析
■著者
大阪大学大学院 工学研究科 増井 敏行,今中 信人

■要約
自動車の排ガスによる大気汚染や酸性雨,光化学スモッグなどが大きな環境問題となっており,排ガス中の有害成分である炭化水素,一酸化炭素,窒素酸化物の三成分に対して高い浄化率を示すため,白金,ロジウム,パラジウムなど貴金属を主体とする自動車排ガス浄化触媒がほとんどのガソリン自動車に搭載されている.これらの汚染ガスを同時に浄化するために,酸化セリウムや酸化セリウム-酸化ジルコニウム複合酸化物が助触媒として用いられてきた.しかし近年,排ガス規制がますます厳しくなるに伴い,特にエンジン始動時等の低温における触媒活性向上が要求されており,より低温で活性を示すだけでなく,高い耐熱性を有する触媒の開発が望まれている.我々はシュウ酸塩を前駆体として合成した酸化セリウム-酸化ジルコニウム複合酸化物に対して塩素や塩化アンモニウムを用いて表面改質を行うケミカルファイリングプロセスにより,酸素放出温度が大幅に低下することを明らかにしてきた.本稿では,低温における酸化還元能の必要性について述べたのち,ケミカルファイリング法によるセリア・ジルコニア固溶体の表面改質と低温酸化還元挙動について概説する.
数量:

この商品に対するお客様の声

この商品に対するご感想をぜひお寄せください。