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PDF/月刊誌論文/code:pg_0307_05 マテリアル インテグレーション 2003年7月号

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PDF/月刊誌論文/code:pg_0307_05 マテリアル インテグレーション 2003年7月号
INTER MATERIAL 希土類4f電子機能材料の開発動向

カラーPDP用蛍光体の現状と開発動向
■著者
鳥取大学工学部電気電子工学科 田中 省作

■要約
永年のテレビ技術者の夢であった,大形の平面型テレビがようやく実用期にはいり,街の電器量販店でも,従来のブラウン管テレビを押し退けて,売り場の真ん中に置かれるようになった.大形の平面型テレビとしては,AM-LCDテレビとPDP テレビが,その主導権を握るべく激しく覇を競っている.カラーPDP テレビでは希ガスの放電により発生する真空紫外線により蛍光体を励起し,青,緑,赤色の発光を得て,画像を表示している.一方,AM-LCD テレビでは,水銀放電により発生する紫外線により蛍光体を励起したランプ,いわゆるCCFL バックライトからの光をLCD 光シャッタで制御し,カラーフィルターと組み合わせることで,青,緑,赤色の光を得て,画像を表示している.カラーCRT の開発においては,その輝度の向上には新規蛍光体の開発が必須であったが,AM-LCD テレビ,PDP テレビ,いずれの平面型テレビでも,カラー画像を得るのに蛍光体が重要な役割りを担っていることは変わらず,高性能蛍光体の開発は必須である.PDP テレビは実用期に入っているが,その蛍光体は,現状では,未だ課題を抱えており,十分,満足のいく特性をもつ蛍光体が使用されているとはいえず,今後の蛍光体の開発によっては,カラーCRT の開発過程と同様に,PDP 蛍光体も現行のものと置き換えられる可能性はおおいにある.AM-LCD テレビのバックライト用蛍光体についても,テレビ用途という画質が問題となる応用に対しては動画特性の向上のために蛍光体の改善の余地が指摘されているし,より本質的には環境問題から水銀の使用が規制されたときにどう対応するのかという問題を考慮すると希ガス放電FLバックライト用の蛍光体の開発を視野にいれておく必要があると思われる.ここでは,現用カラーPDP 用蛍光体の課題と開発動向,とくに劣化問題の緊急の解決が求められている青色PDP 蛍光体について,新規青色蛍光体の開発の試みを中心に述べる.
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