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PDF/月刊誌論文/code:pg_0307_08 マテリアル インテグレーション 2003年7月号

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PDF/月刊誌論文/code:pg_0307_08 マテリアル インテグレーション 2003年7月号
INTER MATERIAL 希土類4f電子機能材料の開発動向

波長多重通信用光ファイバ増幅器の開発動向
■著者
京都大学大学院人間・環境学研究科 助教授 田部 勢津久

■要約
WDM 方式による大容量化実現に求められることは通信波長,とりわけ光増幅器の広帯域化である.90 年から普及したシリカベースのEDFA は増幅帯域が,C バンドに相当する,1530-1565nmであり,1 チャンネルの変調速度にもよるが32 波多重がせいぜいのところであった.シリカガラスがエルビウム(Er3+) イオンのホストとして用いられた理由は,通信用光ファイバの製造技術がそのまま適用できたからに他ならない.実はシリカはEr3+ イオンにとって最も1.5μm 帯発光を狭くするホストであるにもかかわらずである.また,当時はまだ通信の広帯域化の要請は今日ほど高くなかったことは確かである.さて,通信波長帯域をそれより長波長側(L バンド) や短波長側(S バンド) に拡張するためには,伝送用シリカファイバ利用したラマン増幅器など,効率は悪いが波長選択制に融通が利きやすい,他の光増幅器の開発を目指す考えと希土類光増幅器の広帯域化を目指す考えがある.今後それぞれの特徴を活かし,用途に応じた棲み分けが進むと予想されるが,本稿では特集の意図もあり,後者の希土類ドープ光増幅器の歴史と広帯域化を目指した開発動向について,特に,通信波長帯域のうち,S バンドからL バンドで光増幅が可能なEr 材料とTm 材料について,紹介することにしたい.
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