- 商品コード：
-
code:pg_0308_01
PDF/月刊誌論文/code:pg_0308_01 マテリアル インテグレーション 2003年8月号
- 通常価格(税込)：
-
2,200
円
- 販売価格(税込)：
-
2,200
円
ポイント：
0
Pt
- 関連カテゴリ：
-
電子出版物(マテリアルインテグレーション論文)
> 2003
PDF/月刊誌論文/code:pg_0308_01 マテリアル インテグレーション 2003年8月号
MATERIALS INTEGRATION ガラスおよびフォトニクス材料
ゾル-ゲル法によるナノ粒子分散蛍光ガラスの作製
■著者
(独)産業技術総合研究所 光技術研究部門 ガラス材料技術グループ 主任研究員 村瀬 至生 他
■要約
直径数ナノメートルのナノ粒子とその周りの構造を制御することにより,ナノ粒子を安定なマトリックスに保持する研究を進めている.これまでBawendiのグループは有機溶媒中に作製したCdSe ナノ粒子をポリマーに安定化することに成功した5).また,Mulvanyのグループは同じのCdSe のナノ粒子をガラスに閉じこめたと報告している6).しかし,彼らは実際には固体のガラスが得られたわけではなく,ゲル状のものしかできていない.ガラスは,透明で化学的,機械的,熱的に強く,励起の紫外光にも強いという利点があり,ナノ粒子を安定化するために適切なマットリックスと考えられる.本稿では,高輝度半導体ナノ粒子を光学材料へ応用するために,ナノ粒子の表面状態を保って凝集を防止しながら,しかも高濃度で安定にガラス中に分散させる方法を解説する.このように作製したガラス蛍光体は,実用的な材料として期待される.
