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PDF/月刊誌論文/code:pg_0308_10 マテリアル インテグレーション 2003年8月号

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電子出版物(マテリアルインテグレーション論文) > 2003
PDF/月刊誌論文/code:pg_0308_10 マテリアル インテグレーション 2003年8月号
MATERIALS INTEGRATION ガラスおよびフォトニクス材料
連載特集
セラミックス開発の新兵器:TG-MS [32] 活性陰イオンを包接したナノポーラス晶12CaO・7Al2O3の機能性
■著者
科学技術振興事業団 細野透明電子活性プロジェクト 研究員 林 克郎 他

■要約
筆者らは,12CaO・7Al2O3 (C12A7) )という材料が,Ca,Al,O というありふれた元素で構成されながら驚くべき特性をもつことに着目している.この材料は,従来よりアルミナセメントの1 構成成分として知られていたが,機能性材料として利用されることはなかった.ところが,特に陰イオンの状態に着目して検討すると,最も強力な酸化力を持つ活性酸素O-をC12A7 中に1020cm-3 以上の高濃度で比較的容易に生成出来ることが明らかとなった.O- の高い反応性や,更に電場によって真空中に高密度のO- 電流として取り出せることを利用して,環境浄化を含めた様々な応用に展開できると期待している.また,C12A7 にはH- を生成させる事ができて,この材料において紫外光照射で絶縁体-半導体遷移を誘起する,従来の常識を超えた機能の発現を見出した.この機能を利用すると,透明絶縁基板上に,光で瞬間的に透明電子回路を形成することができる.以上の研究にあたって,熱重量示差熱-質量同時分析(TG-MS)が,陰イオンの導入条件,機能性の発現機構などを素早く特定するのに大きく役立った.本稿では,C12A7 結晶の特徴や機能性とあわせて,TG-MS を用いた2 つの研究事例について解説する.
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