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PDF/月刊誌論文/code:pg_0312_08マテリアル インテグレーション 2003年12月号
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PDF/月刊誌論文/code:pg_0312_08 マテリアル インテグレーション 2003年12月号
ELECTRONIC CERAMICS 積層圧電アクチュエータの最新応用(大学・研究所)
圧電素子を用いた細胞操作用マニピュレータ
■著者
東京大学大学院工学系研究科 精密機械工学専攻 助手 工藤 謙一
■要約
最近のクローン作製などの場合には,脱核用の先端径の大きなピペットを用いている.脱核用ピペットの場合,ピエゾマイクロマニピュレータでも挿入が困難な場合がある.作業者達は,ピペットの中に水銀を入れて,防振効果を得ると共にピペット内における水銀の位相遅れを利用した液圧,液流により細胞を穿孔させピペットを挿入する手法を用いている.この方法により,1998 年,ハワイ大学柳町教授,若山助教授のグループは世界初のクローンマウスを誕生させた.筆者はこの手法に対して液流が効果的に作用するように,圧電素子の伸縮で起きる衝撃力と水銀を利用して発生するピペット内の圧力差を利用した穿孔機構を開発した.