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PDF/月刊誌論文/code:pg_0403_06 マテリアル インテグレーション 2004年3月号

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PDF/月刊誌論文/code:pg_0403_06 マテリアル インテグレーション 2004年3月号
ELECTRONIC CERAMICS 希土類蛍光体

希土類添加酸化物を用いた蓄光材料の長残光メカニズム
■著者
岐阜大学工学部 教授 山家 光男 他

■要約
われわれの生活の中でいかに蛍光体が広く利用されているかが回りを見渡せばよくわかる.蛍光灯,テレビ,コンピューターのディスプレー,駅や人のよく集まるところの表示板など数え切れない.これは人が光を通していろいろな情報を得て,生活しているからにほかならない.人は太陽光はもとよりいろいろな人工光源を使って,昼夜問わず活動し,その消費エネルギーは膨大なものになっている.しかしながら,今日,いかに地球環境にやさしく自然からエネルギーを取り入れるかが問われている.照明や表示に関する省エネ対策の1つとして,もし日中に太陽光を蓄積(蓄光)し,夜間に光を徐々に放出すれば,自然エネルギーの有効利用が可能となる.この現象は古くから残光現象として知られているが,その残光時間はせいぜい秒から分のオーダーであった.1996年に残光輝度や残光時間が従来のものより1桁以上性能のよい蓄光材料が希土類イオンを含むアルカリ土類アルミン酸塩で見つかった.これまでの常識をはるかに越えて数時間発光し続け,蓄光材料のブレークスルーになった.本稿では,この発見から現在に至るまでに新たに見つかった蓄光材料について述べるとともに,われわれが提唱しているCe3+ を添加したメリライト結晶における光の蓄積・放出のメカニズムを残光実験の結果をふまえながら解説する.
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