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PDF/月刊誌論文/code:pg_0404_04 マテリアル インテグレーション 2004年4月号

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PDF/月刊誌論文/code:pg_0404_04 マテリアル インテグレーション 2004年4月号
INTER MATERIAL シナジーマテリアル研究センター

アルミナの組織制御と摺動特性
■著者
(独)産業技術総合研究所 シナジーマテリアル研究センター 摺動材料チーム 吉澤 友一

■要約
アルミナセラミックスは,化学的に安定で,優れた硬さと適度な機械的強度を有する.また,種々の構造用セラミックスの中でも耐摩耗性に優れ,摩擦係数も低い.アルミナは,資源が豊富で,アルミニウム精錬用に開発されたバイヤー法による原料粉末の大量生産方法が確立しているため,極めて安価であり,希少元素や重金属を含まず,地球環境に対して負担が少ない材料である.このため,機械部品,メカニカルシール,高温治具,切削工具,電子部品基板等に広く用いられているとともに,金属材料をセラミックスに置き換える場合の第一候補材料となっている.しかし,アルミナ焼結体は,材料の信頼性の指標である破壊靱性が窒化ケイ素やジルコニアに比較して低いため,耐衝撃部材や高い信頼性が要求される機械部品には,高価な窒化ケイ素やジルコニアが使用されている.一方,安価な手法でアルミナ焼結体の信頼性向上が可能であれば,その卓越した化学的安定性や優れた耐摩耗性と希少元素や重金属を含まないメリットを生かして,超硬合金などの金属材料が使用されている分野や,人工股関節などの生体材料への広範囲な応用が期待できる.当チームでは,各種構造用セラミックスの高信頼化と摺動特性の向上の研究を行っており,ここでは,アルミナセラミックスに関しての例を紹介する.
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