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PDF/月刊誌論文/code:pg_0405_01 マテリアル インテグレーション 2004年5月号

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PDF/月刊誌論文/code:pg_0405_01 マテリアル インテグレーション 2004年5月号
INTER MATERIAL 異方性工学のすすめ(2)プロセスと異方性

スピロ骨格を有するキラル配位子と触媒的不斉反応への展開
■著者
大阪大学 産業科学研究所 教授 笹井 宏明 ほか

■要約
キラルで光学的に純粋な有機化合物は,我々の生活において医薬品,農薬,香料,液晶など,様々な製品に用いられている.社会的ニーズの多様化に伴いキラル化合物を効率的に得る手法の開発は,有機合成化学における重要な課題の一つとなっている.キラルな有機化合物を得る方法としては,1) 酵素を用いる方法2) 光学分割法3) キラルプール法4) 不斉補助基を用いる方法5) 触媒的不斉合成法などがある.最初に挙げた酵素法は高い触媒効率と高度の立体区別能力を持っている.しかし,酵素は反応における基質特異性が高く,汎用性に難がある.また,酵素は化学的に不安定なものが多く,容易に変性して触媒活性を失うものもある.ラセミ体を光学分割する場合,コスト面で有利であり工業的にも用いられているものの,片方のエナンチオマーのみが必要な場合,もう一方のエナンチオマは利用できずに廃棄物となることが多い.アミノ酸や糖類などの天然のキラル源を利用するキラルプール法や不斉補助基を用いる方法では,化学量論量,あるいはそれ以上のキラル源が必要となる.
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