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PDF/月刊誌論文/code:pg_0408_05 マテリアル インテグレーション 2004年8月号

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PDF/月刊誌論文/code:pg_0408_05 マテリアル インテグレーション 2004年8月号
INTER MATERIAL ヘリカル/らせん構造物質・材料とその応用(2)

カーボンマイクロコイルの化粧品への応用
■著者
日本メナード化粧品(株) 小川 雅久

■要約
化粧品では,従来から純度の高い炭素として長い間カーボンブラックが着色剤として利用されてきた.黒色顔料として広く産業に活用されているカーボンブラックであるが,化粧品分野ではアイライナーなどわずかな量である.他の炭素では,活性炭の吸着性能を期待した商品,また植物を炭化した炭を化粧品の有効成分として訴求しているものがある.例としては炭の吸着力を利用して,余分な皮脂・角質や毛穴の汚れを除去するとしているものや,浄化・脱臭効果を期待したものがある.効果は定かではないが,遠赤外線効果・マイナスイオン効果やアルカリイオンの作用を訴求していたり,ミネラル成分の補給効果の作用を訴求している商品も見受けられる.製品となっているものは,石鹸,シャンプー,パック剤などが多く見受けられる.新しい炭素材料として,様々な産業で話題となっているフラーレンを化粧品で利用してゆく動きがある.作用として使用感・紫外線吸収効果を認め特許の出願がなされている.また,フラーレンは炭素の共役結合がもたらす強力なラジカル消去能力による生体の活性酸素の除去を期待されている.さらに様々な化学修飾を試みられ,皮膚保護活性の報告がある.例としてポリエチレングリコール修飾,ポリビニルピロリドン抱接,γ-シクロデキストリン包接,水酸化あるいはイソステアリン酸処理などである.これらの誘導体は生物活性として詳細な試験結果が報告されている.この新素材炭素の機能はまだ解明されていない部分も多く,今後の生物に対する効能効果の実証が待たれている.
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