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PDF/月刊誌論文/code:pg_0408_08 マテリアル インテグレーション 2004年8月号

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PDF/月刊誌論文/code:pg_0408_08 マテリアル インテグレーション 2004年8月号
INTER MATERIAL ヘリカル/らせん構造物質・材料とその応用(2)

ヘリカル状セラミックスファイバーの合成
■著者
信州大学大学院 工学系研究科 英 謙二

■要約
ミョウバンを熱水に溶かして飽和溶液を作り室温に放置すると,溶解度の差に相当するミョウバンが結晶化して析出する.これは再結晶というプロセスでありミョウバンの結晶化はかなり速い.一方,化合物によっては溶媒に易溶で結晶化しないものもある.普通,低分子化合物を溶媒に加熱溶解させ冷やすと,結晶化するかあるいは溶液のままかの何れかに落ち着く.しかし,極めて稀ではあるが放冷過程で溶液が結晶を析出するのではなく軟体物のゲルを形成する場合がある.筆者は物理ゲルを形成して溶媒をゲル化(固化)できる低分子化合物をゲル化剤ととらえ,ゲル化剤の開発に取り組んできた.低分子化合物によるゲル化は,水素結合のような非共有結合をとおして分子が自己会合し繊維状会合体を形成し,最終的に三次元網目構造を形成し溶媒分子を取り込み進行する.つまり,ナノサイズの繊維状会合体“有機ナノファイバー”がゲル化の初期に必ず形成される.筆者はゲル化剤の開発と平行して,ゲル化剤分子の自己会合によって形成される有機ナノファイバーであるナノ構造体を鋳型として利用し,金属アルコキシドのゾル・ゲル重合法を用いてセラミックスナノファイバーの作製を行ってきた.本稿では,ゲル化剤分子の自己会合によって形成される有機ナノファイバーの鋳型を利用するセラミックスナノファイバーの作製について紹介する.
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