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PDF/月刊誌論文/code:pg_0409_06 マテリアル インテグレーション 2004年9月号

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PDF/月刊誌論文/code:pg_0409_06 マテリアル インテグレーション 2004年9月号
ELECTRONIC CERAMICS 最近のエレクトロデバイスの動向

圧電式骨伝導スピーカの開発
■著者
NECトーキン(株) 圧電デバイス事業部 田村 光男

■要約
ここ最近になって,コンシューマ・ユーズの域で,骨伝導をより積極的に利用しようとする動きが活発になってきた.骨伝導を目的に,音声を音響振動に変える装置の呼称は様々であるが,本稿では骨伝導スピーカと呼ぶことにする.骨伝導スピーカの一般的な構成は,他の電気音響変換器と同様にマグネットと音声電流を通じたコイルとの間に発生する電磁力を用いて,音声に比例した振動力を得る電磁型の骨伝導スピーカが主に用いられてきた.我々は今後の骨伝導市場の展開において,小型,低背化,省電力性への要求の拡大を予測し,これに対応できる可能性のある圧電方式の骨伝導スピーカの開発に挑戦した.最初に筐体の中に中央支持のバイモルフ振動子を備えた筐体振動型の骨伝導スピーカを開発したが,一定の性能は有するものの,音漏れや低域側の周波数特性の性能において不満足であった.その後,いくつかの検討を経て,新たな構造として表面を被覆した圧電式骨伝導スピーカについて検討した.この表面被覆型は音漏れが少ない,周波数特性の調整ができる,小型化,低背化に適するらの多くの利点を有することが明らかになり,各種の骨伝導の応用において有望な構成であることを確認した.本稿では我々が開発した表面被覆型の圧電式骨伝導スピーカについてその構成原理や音響性能について紹介する.
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