数学・数理科学5研究拠点合同市民講演会
「故きを温ねて新しきを知る」

  • 日時
  • 場所

2021年11月6日(土)
13時30分~(開場13時)

京都大学数理解析研究所本館420大講演室
(先着 会場30名・オンライン200名)

受付は終了させていただきました。

  • 新型コロナウイルスの感染状況により、完全オンラインでの開催となる可能性もございますので予めご了承下さい。
  • 緊急事態宣言発出地域からの対面参加は受付出来かねますので、ご理解の程よろしくお願い申し上げます。

〒606-8502
京都市左京区北白川追分町 京都大学北部構内
アクセス >>

開催趣旨

数学・数理科学の5研究機関において、それぞれで行われている共同利用・共同研究事業の内容を基に、社会と数学との係わり合い及びその重要性について市民向けの合同講演会を企画いたしました。 昨年は福岡(九州大学)でオンラインにより開催してまいりましたが、今回は新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、「オンライン」と「会場」とのハイブリット形式で「故きを温ねて新しきを知る」をテーマに数学・数理科学の最先端の研究の一端を京都からご紹介したいと思っております。

プログラム

司会進行:京都大学数理解析研究所 教授 長谷川 真人

13:30 開会の挨拶 熊谷 隆
京都大学数理解析研究所 所長
13:35 ご挨拶

植木 誠
文部科学省研究振興局学術機関課長

時任 宣博
京都大学研究・評価・産官学連携担当理事/副学長

13:45– 講演Ⅰ

間野 修平
情報・システム研究機構 統計数理研究所 数理・推論研究系 教授

「源氏香はクラスタリング~ベル数とその周辺~」

14:20- 講演Ⅱ

山本 誉士
明治大学研究・知財戦略機構
先端数理科学インスティテュート 特任准教授

「統計数理で明らかにする動物の行動」

  【15分休憩】  
15:10- 講演Ⅲ

小磯 深幸
九州大学マス・フォア・インダストリ研究所 教授

「しゃぼん膜の数学と応用」

15:45- 講演Ⅳ

河内 明夫
大阪市立大学数学研究所 特任教授/名誉所長

「結び目の科学と数学」

16:20- 講演Ⅴ

並河 良典
京都大学数理解析研究所 教授/副所長

「代数多様体と特異点」

16:55 閉会の挨拶 大仁田 義裕
大阪市立大学数学研究所 所長
  • 講演は日本語で行われます。
  • やむを得ずプログラム・講演者が変更になる場合がございますので,あらかじめご了承ください。

講演者/講演タイトル・要旨

間野修平

間野 修平

  • 情報・システム研究機構 統計数理研究所 数理・推論研究系 教授

タイトル: 源氏香はクラスタリング
~ベル数とその周辺~
概要: 数値で与えられないデータの解析の一例として源氏香を紹介する。源氏香とは香道における次の様な遊びである。 香元は5種の香木を各5包ずつ計25包用意し、混ぜて選んだ5包を1包ずつたき、客に香炉を回す。5包の香の異同の組合せは52通りあるが、52は5のベル数である。 客は香の異同を推測し図形で記すが、各図形には源氏物語の巻名がつけられており、巻名を答える。これはクラスタリングである。

山本誉士

山本 誉士

  • 明治大学研究・知財戦略機構 先端数理科学インスティテュート
    特任准教授

タイトル: 統計数理で明らかにする動物の行動

概要: 動物はどこに生息しているのか?いつ・どのような行動をしているのか?動物の生態を理解する上で行動観察は基本ですが、観察には時間的・空間的に限界があります。 そこで、限られたデータから確率的に動物の生息域を広域に推定したり、小型データロガーによって記録された動物の体の動き(加速度)から行動を推定したりなど、動物の行動研究における数理統計の活用について野外および動物園での事例 を紹介します。

小磯深幸

小磯 深幸

  • 九州大学マス・フォア・インダストリ
    研究所 教授

タイトル: しゃぼん膜の数学と応用

概要: シャボン膜の数理モデルは極小曲面と呼ばれ、面積極小、あるいは、曲がり具合を表す量の一つである平均曲率が至る所零であるという特徴があります。 そのため、極小曲面は、種々の界面現象の記述や航空宇宙および自動車関連部品製作等に利用されています。 このような極小曲面の数理と応用をご紹介します。

河内明夫

河内 明夫

  • 大阪市立大学数学研究所 特任教授、
    名誉所長

タイトル: 結び目の科学と数学

概要: 科学におけるいろいろな結び目の例を紹介し、結び目を数学するとはどのようなことかについて解説する。

並河良典

並河 良典

  • 京都大学数理解析研究所 教授、副所長

タイトル: 代数多様体と特異点

概要: 代数多様体というのは、式で定義された図形のことです。 この図形は、ほとんどの点では滑らかですが、ところどころ尖った点がでてきます。 こうした点のことを、特異点といいます。この講演では、平面曲線と呼ばれる代数多様体を例にとって、その特異点を解消する話をしたいと思います。

参加お申込み

事前登録制/ 先着  会場30名・オンライン200名 (入場無料)

受付は終了させていただきました。

参加ご希望の方は、以下の方法でお申込み下さい。

  1. 【会場参加ご希望の方】参加申込フォーム (先着30名様)こちらから >>
    ・お申し込みの直後に自動返信メールにて【参加証】をお送り致しますのでご確認下さい。
  2. 【オンライン参加ご希望の方】参加申込フォーム (先着200名様)こちらから >>
    ・後日オンライン参加のURLをお送り致します。
  3. ※参加の皆様の情報を適切に保護し、本シンポジウムの開催・受付の目的以外は利用致しません。

(事前登録の締め切り: 10月22日(金)正午→10月29日(金)正午に延長致しました)

お問合せ先

数学・数理科学5研究拠点合同市民講演会事務局 (株)CSセンター内
〒604-8141 京都市中京区泉正寺町334番地 日昇ビル5階
Tel: 075-241-9620    Fax: 075-241-9692

E-mail: kyoten@cscenter.co.jp

アクセス

京都大学数理解析研究所本館420大講演室

〒606-8502 京都市左京区北白川追分町
京都大学北部構内

アクセス 北部構内マップ | 京大   ※マップの⑦が数理解析研究所になります。

  • 京阪出町柳駅より徒歩約20分
    叡電改札口、又は今出川改札口から、大文字山を望みながら東へ歩き、百万遍の交差点をそのまま東へ直進し、京大農学部前バス停前の入口より北部構内にお入りください。 北部構内入口より徒歩約5分の数理解析研究所本館420大講演室が会場となります。
  • JR、近鉄京都駅より、市バス等で約45分
    市バス:206番(バス停:百万遍で下車10分) もしくは17番(バス停:京大農学部前で下車5分)に乗車してください。 乗車時間は約35分で、市バス運賃は、230円です。
    電車:国際会館行きに乗車し、今出川駅で下車してください。運賃は260円です。 次にバス停:烏丸今出川から、市バス201(バス停:百万遍で下車) もしくは203番(バス停:京大農学部前で下車)に乗り換えてください。
    タクシー:東大路通を北へ進み、百万遍の交差点を右折(東)へお進みいただき、京都大学北部キャンパス内に入構ください。京都駅からのタクシー代金は、2,300円程度です。
  • 阪急河原町駅(四条河原町)より、市バス等で約30分
    市バス201番もしくは3番、31番(バス停:百万遍で下車)もしくは17番(バス停:京大農学部前で下車)に乗車してください。 乗車時間は約25分、バス停からは徒歩約5~10分です。市バス運賃は、230円です。

主催

情報・システム研究機構 統計数理研究所

九州大学マス・フォア・インダストリ研究所

明治大学先端数理科学インスティテュート

大阪市立大学数学研究所

京都大学数理解析研究所