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PDF/月刊誌論文/code:pg_0501_07 マテリアル インテグレーション 2005年1月号

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PDF/月刊誌論文/code:pg_0501_07 マテリアル インテグレーション 2005年1月号
INTER MATERIAL 酸化物ナノチューブの最近の進展

希土類化合物ナノチューブの合成と特性
■著者
佐賀大学 理工学部 機能物質化学科 助教授 矢田 光徳

■要約
近年の急激なナノ材料の合成技術の進歩に伴い,希土類化合物においても様々なナノ構造体が合成されるようになってきた.希土類化合物は希土類元素特有の4f電子に起因する磁性や光学的特性に基づく応用が数多く知られている.酸化物系材料では,特に,発光材料への応用が活発であり,代表的な例としてはTVディスプレイ用の赤色蛍光体Y2O3:Eu3+やY2O2S:Eu3+が挙げられる.また,希土類化合物の結晶構造や化学的性質を利用した材料設計も積極的になされ,例えば,酸化セリウムでは,酸素ストレージ能を利用した自動車排ガス浄化触媒や,燃料電池用固体電解質,紫外線遮断剤,研磨剤などへの応用がなされている.詳細については,本誌においても過去に特集号が組まれており,それらを参照していただきたい.これらの様々な特性の改善・改良,さらには,新機能探索のためには新しいナノ構造・形態を有する希土類化合物の合成が不可欠であり,ナノワイヤーやナノチューブ等の1次元ナノ構造体や,有機分子を鋳型としたMCM-41類似のメソポーラス体に代表される3次元ナノ構造体に関する研究が活発に行われてきた.これらのナノ構造を有する希土類化合物のうち,ナノチューブは,2001年に我々のグループにより均一沈殿法による合成例が初めて報告され,2003年以降に水熱法による合成例が報告されたばかりの新しい物質群である.本報では,これらナノチューブの合成例とそれらの特性について紹介する.
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