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PDF/月刊誌論文/code:pg_0501_08 マテリアル インテグレーション 2005年1月号

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PDF/月刊誌論文/code:pg_0501_08 マテリアル インテグレーション 2005年1月号
INTER MATERIAL 酸化物ナノチューブの最近の進展

酸化物ナノチューブを利用したナノ温度計
■著者
(独)物質・材料研究機構 ナノマテリアル研究所 板東 義雄

■要約
水銀温度計では,ガラス管中の水銀の熱膨張を利用して温度を計測する.ナノ温度計は水銀温度計のガラス管の代わりにナノチューブを,水銀の代わりにガリウムやインジウムの液体金属を用いる.カーボンナノチューブの直径が数十〜数百ナノメートルと極めて細く,またガリウムの液体温度範囲が30℃〜2403℃の高温まで安定であることから,ミクロン以下の微小空間の高温測定に適している.最近の研究では,カーボンナノ温度計は高温だけで無く,-80℃までの低温下においても温度計測が可能であることが明らかとなっている.しかし,カーボンナノチューブは約500\CC 以上の高温大気中で保持すると,容易に酸化され,チューブ壁の構造が壊れてくる.液体ガリウムは元々1000℃以上の高温でも液体で安定に存在するので,チューブ自身に耐熱性があればそのような高温での温度計測にも利用できるはずである.そこで,耐酸化性・耐熱性に優れた素材として酸化物のナノチューブを用いたナノ温度計の創製が必要となってくる.本稿では,MgOやSiO2などの酸化物ナノチューブの合成法とそのナノ温度計としての特徴を紹介する.
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