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PDF/月刊誌論文/code:pg_0705_07 マテリアル インテグレーション 2007年5月号

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PDF/月刊誌論文/code:pg_0705_07 マテリアル インテグレーション 2007年5月号
MATERIALS INTEGRATION 知の創造から知の活用へ-北大創成科学共同研究機構

分子性材料の伝導性を場所ごとに光で変える新しい接合子構造作製法を目指して
■著者
北海道大学創成科学共同研究機構 流動研究部門 内藤 俊雄

■要約
本稿で登場する物質は,主に有機分子や金属錯体からなる結晶性固体です.これらと共通の特徴を持つ物質・材料は,我々の周囲にいくらでもあり,通常大雑把なイメージとして“有機物”といわれているものに,ほぼ一致します.そのほとんどは電気も流さず,磁石にも付きません.その理由は磁性や伝導性に必要な不対電子が,通常こうした分子性材料中には安定に存在しないからです.従って,分子性材料が半導体部品などの電子材料として活用された例は,かなり例外的です.一方,分子性材料の強みは色々な分子を組み合わせたり,更には分子のある一部分だけを変えたりしながら,詳細に設計できる点にあります.この多様性と設計可能性が,分子性材料の発展の一つの要因だと言えるでしょう.伝導性の分子性材料に関しても,1-10K程度の極低温ではありますが,超伝導や強磁性の他,単体金属など他の伝導性・磁性物質とは一味違うユニークな電気・磁気特性が多数発見されました.本稿ではその次の段階として,こうしたユニークな物性を半導体デバイスなどとして生かすための研究について,一例をご紹介させていただきたいと思います.
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