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PDF/月刊誌論文/code:pg_1009_06 マテリアル インテグレーション 2010年9月号
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> 2010
PDF/月刊誌論文/code:pg_1009_06 マテリアル インテグレーション 2010年9月号
ELECTRONIC CERAMICS 健康・医療関連材料
フェライトを用いた癌の診断・治療技術
■著者
東京工業大学 名誉教授 阿部 正紀
■要約
最近の免疫学的な知見の増大によって,磁気ハイパーサーミアは癌細胞を直接的に死滅させるだけでなく,加熱の副次効果によってリンパ球を活性化,増殖して免疫力を高めて癌細胞を殺すことがわかってきた.また近年,リンパ球を体外に取り出し,活性化して癌細胞に対する攻撃力をアップして再び体内に戻す「免疫療法」が行われている.ハイパーサーミアは,体内でリンパ球を直接活性化できる優れた特長をもつので,究極の癌治療法になる可能性があるため,大いに興味がもたれている.本稿では,臨床応用を目指して我々のグループでフェライト(粒子およびバルク)を用いて開発している,高性能なMRI造影剤,センチネルリンパ節診断技術,新規な磁気ハイパーサーミア用発熱体を紹介する.