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マテリアル インテグレーション 2010年4・5月号

マテリアル インテグレーション 2010年4・5月号

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特集 長岡技術科学大学(4,5月合併号)
MATERIALS INTEGRATION 長岡技術科学大学(4,5月合併号)

極地氷床氷の力学的性質と流動
■著者
長岡技術科学大学 機械系 教授 東 信彦

■要約
近年の人工衛星による観測や氷床深層掘削などの科学技術の発展により少しずつ明らかになってきました.本稿では最近分かってきた極地氷床氷の力学的性質について解説します.


冷陰極を用いた新たなX線源によるイメージング技術
■著者
長岡技術科学大学 副学長 斎藤秀俊

■要約
現在のX線源には熱陰極が用いられています.その原理を利用したX線管球はいわば発熱体でもあり,冷却機構を付加しなければならないことから,用途の飛躍的展開に難点があったといえます.近年,熱陰極を冷陰極に置き換えることによって発熱を抑えることに成功し,X線管球の形状に自由度がでてきました.そのような新たなX線源の開発により,用途が広がる可能性が高くなりました.透過X線像の撮影(X線イメージング)の世界が変わりつつあります.


室温作動型オプティカル水素センサの研究
■著者
長岡技術科学大学 工学部 電気系 高田雅介,岡元智一郎

■要約
本稿では,水素の製造・貯蔵・輸送・エネルギー変換といった一連の水素エネルギー利用プロセスにおける安全性・信頼性を確保するために重要となる水素センシング技術の研究開発の状況について,我々の研究成果を中心に概説する.


スーパーセラミックスを目指して技から科学へ-セラミックスにおける技学の構築
■著者
長岡技術科学大学 植松敬三

■要約
新規かつ強力な評価法を開発・駆使することにより,セラミックスにおける永年の主要課題である強度の著しい変動,期待値より大幅に低い強度,製造時の変形等の原因を初めて具体的に示した.これにより,超高強度・高信頼をもつセラミックス実現への科学的方法論が初めて具体的に提示された.


ナノマトリックス構造を有する植物資源由来ソフトマテリアルの創成
■著者
長岡技術科学大学 河原成元

■要約
本稿では,天然ゴムを原料として調製されたナノマトリックス構造を有するソフトマテリアル(ナノ複合ソフトマテリアル)のナノマトリックス構造と物性との関係について述べる.


レーザー誘起結晶化法による機能性単結晶パターニング
■著者
長岡技術科学大学  物質・材料系 小松高行

■要約
本稿では,筆者らが取り組んでいるレーザー誘起結晶化法によるガラス表面上への単結晶パターンニングについて紹介する.


コンクリート構造物の塩害に関する研究
■著者
長岡技術科学大学 環境・建設系 准教授 下村 匠

■要約
供用される環境のもとで,所望の期間,必要とされる性能が塩害により損なわれることのないように,構造物を設計し,施工し,維持管理しなければなりません.それには,与えられた環境条件下での劣化の進行を予測する技術の確立,劣化を生じにくくする材料,構造の開発,劣化した構造物の性能を評価する技術の確立,補修補強方法の開発,などが研究課題となります.本稿では,筆者が直接関わったこれらの研究をいくつか紹介します.


微小気泡の吸着・脱離制御に基づく機能性デバイスの開発
■著者
長岡技術科学大学 工学部 河合 晃

■要約
本稿では,デバイスの加工技術,微細構造への微小気泡の捕獲脱離,ナノ気泡の観察,メモリデバイスへの展開について述べます.


脳波のフラクタル解析に基づいた感性計測とBCI -第4の価値軸とロボット制御-
■著者
長岡技術科学大学 工学部 電気系 中川匡弘

■要約
21世紀において人類が直面するエネルギー・環境問題の克服と共に,成熟した安全・安心・快適なグローバル持続型社会を実現するため,“脳機能ダイナミズムの解明(自然科学)”と“感性豊かで快適な持続可能社会(人文社会科学)”の有機的融合は,21世紀の研究者が取り組むべき重要な分野横断型研究課題の一つです.


パルス細線放電による有機物被覆超微粒子作製装置開発とその用途探索
■著者
長岡技術科学大学  極限エネルギー密度工学研究センター 末松久幸

■要約
本研究では,有機物霧/蒸気中で単線あるいは縒り線を原料にパルス細線放電を行い,この後に細線を供給し,有機物被覆単体あるいは合金金属超微粒子を量産する装置を開発したので,これを紹介する.


多機能・多孔質セラミックスの開発
■著者
長岡技術科学大学 産学融合トップランナー養成センター 特任准教授 松丸幸司

■要約
機能性材料の原料粉末同士は,結合材の架橋で結ばれている.複数の原料粉末を混合し,複数の機能を同時に発現することや特性の制御が可能である.この多孔質セラミックス製造技術は,主となるセラミックスを選ばず結合材の種類も豊富である.そのため,各種多孔質セラミックスに必要な気孔の制御が容易であり,バルク体の成型や製造コストにも優れている.


セラミック膜による二酸化炭素分離技術への展開
■著者
長岡技術科学大学 環境・建設系 姫野修司

■要約
地球温暖化が懸念されるなか,新エネルギーの利用促進が強く求められています.新エネルギーの中でも特に,バイオマス利活用関連法も整備され,バイオマス変換技術の普及促進が進められています.この革新的なバイオマス変換技術に高機能セラミック膜の利用が期待されています.本稿では,最近の新エネルギー関連法の情報と,これまでの分離膜の常識を大きく凌駕する分離性能が数多く報告されているゼオライト膜の開発状況を紹介いたします.さらに,セラミック膜による新エネルギー関連技術の一例として高いCO2分離性能を有するDDR型ゼオライト膜によるバイオガスの精製技術への適用例も紹介いたします.


d10電子状態の金属窒化物GaN光触媒粉末による水の分解反応
■著者
長岡技術科学大学 物質・材料系 齊籐信雄

■要約
地上に到達する太陽光はそのほとんどが可視光および赤外光であり,紫外光はわずか数%に過ぎない.このような背景のもと,太陽光を利用して水から水素を効率良く生成させるには可視光を吸収できる光触媒の開発が求められている.


ホットスポット酸素センサに関する研究
■著者
長岡技術科学大学 電気系 岡元智一郎

■要約
本稿では,GdBa2Cu3O7-δ (Gd-123) セラミックスにおけるホットスポット現象と,本現象を利用した酸素センサについて概説する.


結晶配向セラミックスのための磁気キネティックプロセッシング
■著者
長岡技術科学大学 産学融合トップランナー養成センター 田中 諭

■要約
本稿では,磁場配向の簡単な原理,配向事例,および最新の高効率な配向体製造プロセス研究“磁気キネティクスプロセッシング”に関する我々の研究結果を解説します.


高度技術社会は安全安心社会か?-日本唯一のシステム安全専門職大学院の取り組み-
■著者
長岡技術科学大学 システム安全系 木村哲也

■要約
近年日本では,高度技術に関する事故が社会不安を引き起こしており,高度技術社会と安全安心社会の乖離が懸念されています.本稿では,長岡技術科学大学システム安全専攻の概要を説明し,高度技術社会を安全安心社会と結びつけるためのシステム安全の考え方の概説を行います.また材料を長期使用した場合の安全性の考え方をシステム安全的観点から説明し,安全安心社会構築に寄与する材料工学の在り方を示します.


連載
タイだより41 籾殻を燃料にするレンガの製造-カンボジアの場合-
■著者
チュラロンコン大学 和田重孝

■要約
今回は籾殻を燃料にしてレンガを製造するカンボジアのレンガ工場を紹介する.前回紹介したタイのレンガ工場との違いについても述べる.


連載
近代日本のセラミックス産業と科学・技術の発展に尽力した偉人,怪人,異能,努力の人々(37)
■著者
宗宮重行


連載
フリーソフトウエアが学術論文の読者像をあぶり出す
■著者
物質・材料研究機構 光材料センター 轟 眞市
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