商品コード:
マテリアル インテグレーション 2005年8月号

マテリアル インテグレーション 2005年8月号

通常価格(税込):
3,300
販売価格(税込):
3,300
ポイント: 0 Pt
関連カテゴリ:
月刊 マテリアル インテグレーション > 2005
マテリアル インテグレーション 2005年8月号
特集 21世紀の暮らしを支える新技術-くらし情報が支える未来社会-

特集にあたって
産業技術総合研究所 人間福祉医工学研究部門 総括研究員 松岡 克典

■要約
我が国では,急速な少子高齢化が進む中,生活様式や生活価値観の多様化が急速に進んでいる.そのような中で,安全で安心できる健康的な社会を創り出すためには,社会構造の変化や多様化に対応できる新しい生活サービスや生活支援技術が必要となっている.本特集では「21世紀の暮らしを支える新技術」と題して,日常生活の中で生活者の状態に気づく技術,あるいは生活者の状態を伝える技術の最新動向についてまとめてみた.


これからの暮らしと住空間
■著者
積水ハウス ハートフル生活研究所 中村 孝之

■要約
新しい生活価値を実現する新技術や,生活をサポートする新サービスは次々と生み出されるが,それらを編集し,暮らしを包む生活空間に創り上げる「設計術」がこれからの住宅供給の原動力になるであろう.


家電センサネットを用いた生活見守り技術
■著者
松下電気産業株式会社 くらし環境開発センター 山本 浩司

■要約
本稿においては,ネットワークを用いた在宅での見守り支援システムについて,上記の観点での先端的な取り組みを紹介するとともに今後の課題について展望する.


快適睡眠環境を実現するシステムについて
■著者
松下電工株式会社 新事業企画室 快眠システム事業推進グループ グループ長 仲島 了治

■要約
本稿では睡眠環境を快適にするための考え方について考察し,さらにそれを適切に制御する快眠環境制御システムについて述べる.


トイレで健康を測る
■著者
東陶機器株式会社 総合研究所 センシング技術研究グループ 研究主査 兼国 伸彦

■要約
ここでは,尿により糖尿病,高血圧症の予防を目的とした在宅向けトイレを紹介する.糖尿病に対しては,尿糖値が簡単に自己測定できる便器後付け型尿糖検査機である.主として糖尿病境界型の患者を対象にし,在宅または職場での活用を意図した糖尿病予防支援機器である.一方,高血圧症に対しては尿からの塩分排泄量及びカリウム排泄量を同時測定するもので,日本人にありがちな過剰食塩摂取量を低減させ,血圧低減に貢献できると考えている.


救急医療とモバイル・テレメディシン
■著者
NTTコムウェア(株)研究開発部 渡辺 昌寛 他

■要約
本章では,循環器救急医療の現状ならびにトリアージおよびメディカルコントロールの重要性について述べる.


高齢者の健康管理-見守り,疾病予防から疾病管理
■著者
千葉大学工学部 メディアカルシステム 教授 田村 俊世

■要約
情報技術を応用した高齢者支援がここ数年盛んに行われている.まず,高齢者が,例え独居になったとしても進んで社会参加ができるような環境作りであり,さらに高齢者が健康で長寿を全うできるような支援技術,すなわち疾病を予防する技術が開発されている.さらには,遠隔診断技術の普及と在宅ケアへの応用がある.ここでは,高齢者支援の現状と将来について述べる.


個々の運転者特性を考慮した自動車制御-運転支援装置の視点から-
■著者
日産自動車(株)総合研究所 主管研究員 高橋 宏

■要約
現在,市場に紹介されている代表的な運転支援装置の概要について説明する.その後,ドライバの操作特性に関する適応性を持った実験的なシステムについて紹介する.次に運転支援装置とドライバの車両挙動期待の関係について論じ,適応的な運転支援装置について考察する.


運動行動を知る
■著者
(独)産業技術総合研究所 人間福祉医工学研究部門 部門長 赤松 幹之

■要約
本稿では,運転行動を把握するための技術として,運転行動の計測技術と計測された運転行動データに基づく運転行動のモデル化技術について述べるとともに,それを基にした運転支援システムの考え方について紹介する.これは運転行動というくらしにおける行動の一つに注目し,その運転行動データから通常の運転行動についての情報を抽出する技術といえる.


ヒヤリ・ハット計測による作業安全
■著者
産業技術総合研究所 人間福祉医工学研究部門 吉野 公三

■要約
本稿では作業者が不安全場面に遭遇して「ヒヤリ・ハット」した状態を,生理信号を用いて客観的に検知することにより,不安全場面の自動蓄積技術の開発を試みた.


連載
タイ便り(その31)昨今のタイの話題
■著者
Chulalongkorn Univ. Faculty of Science 教授 和田 重孝

■要約
世の中は激しく動いている.何か変化があると,思わぬところに影響がでてくる.しかし,ちょっと考えると当然と思われることが多い.私の見聞を交えて,タイの昨今をご紹介します.


連載
近代日本のセラミックス産業と科学・技術の発展に尽力した偉人,怪人,異能,努力の人々(21)「無機化合物の構造化学」の発展と普及に尽力された大阪大学 桐山良一教授
■著者
宗宮 重行


連載
第2次世界大戦後の日本のセラミックス科学の発達に友好や親善に尽力した世界の大学教授 (18) 中国科学院上海にあるInstitute of Metallurgy and Ceramicsに1954年Research Professorとして入所し,所長代理,所長,名誉所長となり,中国セラミック科学界,産業界の長老となり,87才の高齢にも拘らず,未だに研究に興味を持ち研究している嚴東生(Dong Sheng Yan)教授
■著者
宗宮 重行
数量:

この商品に対するお客様の声

この商品に対するご感想をぜひお寄せください。