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PDF/月刊誌論文/code:pg_9911_03マテリアル インテグレーション1999年11月号
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電子出版物(マテリアルインテグレーション論文)
> 1999
PDF/月刊誌論文/code:pg_9911_03 マテリアル インテグレーション 1999年11月号
MATERIALS INTEGRATION InterMaterial [4] 特異構造・機能の設計と材料化技術
2.New Interactive Clever Engineered Materials
固体電解質の資源・環境・エネルギーへの応用
■著者
名古屋工業技術研究所 日比野 高士
■要約
固体電解質は二つの電極間にイオン活量(濃度や分圧)差があるとそれに応じて電圧を発生したり(起電機能),逆に外部から電圧を供給してある特定のイオンを移動させたりすることができる(イオン選択透過機能).また,固体電解質に電子導電性が含まれる場合には,上の二つの機能が同時に働き,外部電源を使用しなくてもイオンが高濃度側から低濃度側へ勝手に移動することも可能となる(自己短絡機能).これらの機能を使った応用として,安定化ジルコニアを例にすると,燃料電池,酸素ガスまたは空燃比センサ,水蒸気電解膜,酸素富化膜などが知られている.ここでは,これらの研究動向が最近どのように変化してきたのかを紹介するため,著者らが行っている資源・環境・エネルギーの新規な応用を例にしながら概説する.
