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PDF/月刊誌論文/code:pg_0102_05 マテリアル インテグレーション 2001年2月号
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PDF/月刊誌論文/code:pg_0102_05 マテリアル インテグレーション 2001年2月号
MATERIALS INTEGRATION 光触媒反応とその応用
内分泌撹乱物質分解への光触媒の応用
■著者
(財)神奈川科学技術アカデミー 丹羽 智左、東京大学工学系研究科 大古 善久、横浜市立大学医学部窪田 吉信
■要約
近年,ある化学物質の影響を受けたヒト,動物に生理的な撹乱が生じていることが報告され,これらの化学物質は,内分泌撹乱物質(環境ホルモン)と呼ばれるこれらは土壌,水,大気を汚染し,直接または食物連鎖による濃縮を経て,生態系や人類に異常をもたらすと考えられている.現在これらの内分泌攪乱物質の生態系や人体への影響とその作用機構の正確な把握やその評価法の確立,さらにはその原因物質を除去や低減する方法の確立が急務となってきている.そこで我々は,酸化チタン(TiO2 )の有する光触媒反応のすぐれた有機物分解能力を内分泌撹乱物質の分解及び除去対策に応用すべく様々な検討をおこなっている.
