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PDF/月刊誌論文/code:pg_0105_10 マテリアル インテグレーション 2001年5月号

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PDF/月刊誌論文/code:pg_0105_10 マテリアル インテグレーション 2001年5月号
MATERIALS INTEGRATION ナノ・ケモテクノロジーへの招待-奈良先端科学技術大学院大学 物質創成科学研究科-

究極のインテリジェントマテリアル,蛋白質,を設計する
■著者
物質創成科学研究科 エネルギー変換科学講座 片岡幹雄 今元泰

■要約
ゲノム情報に従って,生体内で合成される唯一かつ最終の産物は,蛋白質である.DNAの塩基配列と蛋白質のアミノ酸配列は一対一に対応している.遺伝情報に指定されたアミノ酸配列を持つ蛋白質が細胞内で生合成されると,自発的に固有の立体構造に折りたたまれた後,固有の機能を発揮することになる.さらに,分子間の相互作用などによって脳などの高次のシステムまでもが構築される.生物の形態を維持するのも,蛋白質の働きによるところが大きい.蛋白質は,生命活動の基本的な機能分子である.さらに,蛋白質は必要なときに合成され,不要になると速やかに分解される.蛋白質は,究極のインテリジェントマテリアルと呼ぶことができる.任意の機能を持つ蛋白質を人工的に設計し,創出したいというのが我々の希望である.ゲノム創薬やテーラーメード医療などと同根の夢である.しかし,ことはそれほど簡単ではない.蛋白質設計工学の実現のために,我々は,蛋白質の立体構造構築の原理,機能発現機構の原理の理解を求めて,研究を進めている.
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