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PDF/月刊誌論文/code:pg_0108_04 マテリアル インテグレーション 2001年8月号
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PDF/月刊誌論文/code:pg_0108_04 マテリアル インテグレーション 2001年8月号
MATERIALS INTEGRATION 3次元マイクロ構造の創製と応用
高速通信を可能にする屈折率傾斜機能型プラスチック光ファイバ
■著者
慶應義塾大学理工学部 教授 科学技術振興事業団・ERATO小池プロジェクト 総括責任者 小池 康博
■要約
プラスチック光ファイバ(POF)は,プラスチックに特有の機械特性や加工性から100〜1000μmのコア径を可能とし,接続などの取り扱い性に関して従来の金属線と同様な容易さを望める.特に屈折率傾斜機能型(屈折率分布型)プラスチック光ファイバ(GI型POF)は高速性に優れる.GI型POFは,1980年代にその実用可能性が実証されたのを契機に研究が急速に進み,現在では伝送距離,伝送速度とも大幅に向上し,Gbps以上の伝送速度で100m以上の伝送距離を可能とすることが既に実証あるいは理論的に解明されている.このようなGI型POFは,アクセス系以降にも光ファイバを導入して通信ネットワークの全体的光ファイバ化を実現するための途を大きく開く可能性を秘めているといえる.(はじめにより)
