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PDF/月刊誌論文/code:pg_0303_09 マテリアル インテグレーション 2003年3月号
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PDF/月刊誌論文/code:pg_0303_09 マテリアル インテグレーション 2003年3月号
ELECTRONIC CERAMICS セラミックスインテグレーション
セラミックスインテグレーション技術を用いた電源用圧電トランス
■著者
日本電気(株) 機能材料研究所 越智 篤 他
■要約
圧電トランスは圧電セラミックス材料の低損出・高出力化の改善とともにその応用として昭和40 年代に提案され,TV 用の高電圧電源などに検討されたが実用化には至らなかった.その後,電子機器の高性能化,高密度化の流れに対応して高効率な新しい電源を目指した厚み縦構造の圧電トランスが井上らにより検討された.一方,液晶ディスプレイの急速な普及に伴って,高電圧発生用のローゼンタイプが開発され圧電トランスが初めて実用化された.ローゼンタイプの圧電トランスを用いたインバータ電源は従来の電磁方式と比べて小型化,薄型化,狭幅化に優れており,ノートPC や液晶画面付ビデオカメラなどに普及が進んでいる.一方,ローゼンタイプは様々な改善構造が提案されたものの最大出力は5W 程度に留まっており,最近では国内だけでなく,米国,ヨーロッパ,中国などでも新たなデバイス構造による検討が始まっている.これに対して,筆者らは一般電源用の圧電トランス開発を目指して早期に輪郭拡がり構造の圧電トランスを提案し,その出力向上を目指してきた.本稿ではその開発について述べる.