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PDF/月刊誌論文/code:pg_0308_08 マテリアル インテグレーション 2003年8月号
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PDF/月刊誌論文/code:pg_0308_08 マテリアル インテグレーション 2003年8月号
MATERIALS INTEGRATION ガラスおよびフォトニクス材料
モールドプレス用低Tg光学ガラス
■著者
(株)オハラ 商品開発部 材料開発一課 主事 上原 進
■要約
モールドプレスは,高精密面を有する成形型を使用してガラスやプラスチック素材を加圧成形し,任意のレンズ形状を付与する技術であり,所望のレンズ形状への一発成形が可能である.特にガラスを加圧成形する場合はガラスモールドと呼ばれる.この技術のメリットは,従来から行われている研削研磨法では困難な非球面形状を創製できること,およびそれが低コストでできる点にある.非球面レンズはCD やDVD のピックアップ,デジタルスチルカメラ(DSC) などの製品に使用され,その光学系のコンパクト化の実現には必須のレンズである.球面の単レンズでは光源が1 点に結像されず,収差と呼ばれるズレを生じる.球面レンズではこの収差補正に2 枚以上のレンズが必要となるが,非球面レンズを使用すると1 枚で収差補正が可能になるため,上述したコンパクト化に有効である.現在,DSC 市場は急速に拡大しており,これに使用される非球面レンズの使用量も増加している.本稿ではモールドプレスによって創製される非球面レンズのプリフォームとなる光学ガラスに焦点をあて,その必要特性や課題,プリフォームの種類などについて概説する.