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PDF/月刊誌論文/code:pg_0402_01 マテリアル インテグレーション 2004年2月号

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PDF/月刊誌論文/code:pg_0402_01 マテリアル インテグレーション 2004年2月号
INTER MATERIAL 酸化チタン光触媒とその応用

PC法を用いた高活性酸化チタン光触媒の開発
■著者
千代田化工建設研究開発センター 西島 裕明 他

■要約
チタンは,クラーク数で10 番目に位置する元素であり,地球皮部に存在する元素としては,比較的存在量の多い元素の一つである.金属材料としてのチタンの特徴は,密度が鉄の約6 割程度と軽量であること,ヤング率と熱膨張係数がステンレス鋼の半分程度で加工性に優れること,さらには,酸化皮膜が安定であることから耐食性に優れることなどがあげられる.このため,工業材料としては,航空機材料,化学プラント材料からスポーツ用品,めがねフレームなどに至るまで広く使用されている.一方,酸化チタンは,金属チタンよりも早くに工業的生産が開始されており,生産量も多いが,その大部分が白色酸化チタン顔料として使用されている.触媒材料としてのチタンの利用は,ポリエチレンやポリプロピレン製造法の触媒として塩化チタンが使用されているのを始めとして,1972 年に本多・藤嶋によって「二酸化チタンの光増感現象」が発見された後,光-化学エネルギー変換材料として注目され,近年,光触媒として実用化されてきている.他方,二酸化チタンの酸,アルカリや有機溶媒に対する高い耐性は,環境浄化用触媒担体としても好適であり,排煙脱硝触媒や湿式酸化触媒への利用も進んでいる.さらに,石油精製における脱硫触媒でも,二酸化チタンを担体とした触媒は一般に使用されているアルミナ担体に比較して単位表面積あたりの脱硫活性が高いことから次世代の超深度脱硫触媒としての研究も進められている.本報では,当社が独自に開発したPC 法によって細孔構造を制御した二酸化チタンの物理性状,および光触媒としての性能に関して紹介する.
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