第32回 奈良先端大産学連携フォーラム
「新たな研究領域の開拓 ~第二の山中伸弥教授を目指す若手研究者~」
チラシ
国立大学法人奈良先端科学技術大学院大学は、平成30年度に現在の3研究科から1研究科に移行し、融合領域教育の強化及び新たな研究領域の開拓に取り組んでまいります。
今回、研究者や企業の技術者等のみなさまに1研究科への移行に先駆けた取り組みの一部を紹介するとともに、ご参加いただきましたみなさまの交流を目的として、第32回奈良先端大産学連携フォーラムを下記のとおり開催いたします。
※講演の際には、専門分野でない方々にも分かりやすい解説を加えつつ紹介いたしますので、多数のご参加をお待ちしております。
【開催日】
平成29年7月21日(金)
【開催日時】
13:30~16:30[13:00~受付開始]
【開催地】
公益社団法人関西経済連合会中之島センタービル29階会議室
(大阪市北区中之島6丁目2-27)
【参加費】
無 料
【プログラム】
・挨 拶[13:30~13:35]
奈良先端科学技術大学院大学 理事・副学長 箱嶋 敏雄
・研究成果紹介講演[13:35~15:45※1人30分、14:35~14:45の間に10分間の休憩]
◇「ソーシャルが拓く未来の医療/健康」
研究推進機構 特任准教授 荒牧 英治、博士研究員 若宮 翔子
(講演要旨)
ビッグデータ、人工知能、ディープラーニング、さまざまな情報技術の波が医療を革新しつつある。新しい情報技術によって、どのようなことが可能になりつつあるのか、言語処理技術を中心に、医療人工知能、認知症、花粉症といった医療応用事例を紹介するとともに、来たるべき未来の生活を講演する。
◇「アフリカの農業を脅かす魔女の草の撲滅に向けて」
研究推進機構 特任准教授 吉田 聡子
(講演要旨)
魔女の草と呼ばれる雑草があります。ストライガという名前のこの草は、アフリカ大陸を中心に人々の主食となるイネ、トウモロコシ、ソルガムなどに寄生する寄生雑草で、甚大な農業被害を引き起こしています。ストライガはなぜそんなに脅威になるのか?ストライガの巧みな生存戦略と魔女の草の撲滅に向けた取り組みを紹介する。
◇「計算化学を用いる希土類発光の機構解明と材料設計」
研究推進機構 特任准教授 畑中 美穂
(講演要旨)
希土類の発光は、ディスプレイから生体内センサーまで幅広い分野で用いられている。中でも、近年開発された発光色が温度によって変化する「カメレオン温度センサー」は航空機表面の温度測定等の分野への応用が期待されている。本講演では、この現象のメカニズムや、メカニズムを調べるための新しい近似的計算方法、温度に対する感度の異なる発光体の設計指針について紹介する。
◇「分子技術に基づいて両親媒性を導入した複機能性高分子の合成」
研究推進機構 特任准教授 網代 広治
(講演要旨)
一般に液体を輸送するパイプでは、内部が閉塞すると様々な問題が生じる。例えば、血管に脂分がたまると、動脈硬化症の原因となる。また、天然ガスパイプラインにガスハイドレートがたまると、大事故を招く。本講では、水にも油にもなじむ“両親媒性”を利用して、これらの問題を解決する高分子材料の研究について紹介する。
・研究推進機構の紹介[15:45~16:00]
研究推進機構 産官学連携推進部門長 久保 浩三
・情報・意見交換会[16:00~16:30]
講師との情報・意見交換の時間を設定しております。ぜひ、積極的にご交流ください。
【申し込み】
◎参加ご希望の方は、申込書により、FAXまたはメールにてお申し込み下さい。
参加申込書
【お問合せ先】
公益財団法人 奈良先端科学技術大学院大学支援財団 企画事業部
TEL:0743-72-5810
FAX:0743-72-5819
Mail:ashida@science-plaza.or.jp