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大学・研究機関イベント情報

京都人類学研究会6月例会

 

【開催日】

2017年6月23日(金)

 

【時 間】

18:30開演(18:00開場)

 

【開催地】

京都大学 総合研究二号館4階 AA447
地図詳細:構内キャンパス34番
(http://www.kyoto-u.ac.jp/ja/access/downlodemap/documents/2015/main_j.pdf)

 

【講演会】

中空 萌(大阪大学 特任研究員)

【コメンテーター】
佐藤 知久(京都市立芸術大学 准教授)

 

【タイトル】
知識が誰かのものになるとき――現代インドの生物資源をめぐる科学、在来知、知的所有権

 

【要旨】
1980年代以降、伝統医療で使われる薬草、第三世界の農民の開発種といった、人類学の対象社会の人々の「知識」が(再び)製薬開発の対象となると同時に、
それに対する現地の人々の権利を「知的所有権」の枠組みで保護しようとする動きが生まれた。本発表では、こうした生物資源をめぐる南北問題において、
科学先進国でもあり資源国でもあるという特殊な位置にあるインド、とりわけ北部の新州ウッタラーカンドで「ヴァイディヤ」
と呼ばれる治療師の人々の知識をめぐって展開するプロジェクトに焦点をあて、(「知識は誰のものか」ではなく)「
知識はどのようにして誰かのものになるのか」を検討する。「価値ある」在来知をデータベース化し、その所有権の主体となる人々を登録する現地の科学者や政府関係者
たち。そうしたプロジェクトの影響のもと、知識や周囲の環境との関係を作り直していくヴァイディヤやその他の農民たち。これらの多様な人々が、
西洋起源の知的所有権概念と、慈悲や治療、薬草収集・栽培をめぐるローカルな実践とを「翻訳」するなかに、いかなる新たな知識や主体が生成していくのか。
ここでは、「人々の生物多様性登録」という州政府のプロジェクトについての多地点的な調査をもとにこのプロセスを描く。
そしてそれを80年代以降の人類学における所有研究の成果、とりわけマリリン・ストラザーンの関係的・脈絡的所有論や(人類学が仮想敵としてきた)ジョン・
ロックの思想と突き合わせながら、過去の労働への権利ではなく、未来へ向けた継続的な責任、効果、関係の生成としての所有概念の可能性を提示する。さらに、
現地の多様な人々の比較・翻訳実践の中に織り込まれていた私自身のフィールド経験から、現代人類学にとっての「文化の翻訳」についても改めて考えてみたい。

 

【備考】
*京都人類学研究会は京都を中心とする関西の人類学および関連分野に関心をもつ研究者・大学院生がその研究成果を報告する場です。
*事前の参加予約は必要ありません。どなたでも自由に参加いただけます。
*当日は資料代として200円いただきます。
*講演会後に懇親会を予定しております。
【問い合わせ先】
京都人類学研究会事務局:kyojinken2017[at]gmail.com
京都人類学研究会2017年度運営委員
* 代表:石井 美保
* 学生幹事:江端希之、大竹碧、賀川恵理香、加藤千里、木戸みなみ、久保田和之、小林大輝、柴谷朱音、清水加奈子、
竹田響、張詩画、土谷輪、鶴田星子、濱野ちひろ、平山草太、星野佐和、本望菜穂子、松村凜、水上優、三津島一樹、本山可南子、師田史子

 

 

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