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大学・研究機関イベント情報

みなさま
京都人類学研究会5月例会の開催について、下記のとおりご案内申し上げます。どうぞふるってご参集ください。

(以下敬称略)

 

【日 時】
2017年5月19日(金)18:30開演(18:00開場)

 

【会 場】

京都大学 吉田キャンパス(本 部)

総合研究二号館4階 AA447

地図詳細:構内キャンパス34番
(http://www.kyoto-u.ac.jp/ja/access/downlodemap/documents/2015/main_j.pdf)

 

【講演者】
梶丸 岳(京都大学 助教)

 

【コメンテーター】
大村 敬一(大阪大学 准教)

 

【タイトル】
掛け合い歌が駆動するソサイエティ:秋田県の掛け合い歌「掛歌」の場をめぐって

 

【要 旨】
societyには他の社会から区別する境界線を持った統一体といった意味と、相互行為による社会的なつながりを指す意味がある
。日本語では前者を「社会」、後者を「社交」と呼びわけることができる。民族音楽学を含め人類学では前者の「社会」に焦点が当て
られることが多いが、具体的に観察可能な社会的現象はむしろ「社交」の方である。ジンメルが相互行為それ自体を目的とする社交を
「純粋社会」として捉えたように、社交は社会を考えるうえで本質的な重要性を持っている。本発表では秋田県で歌われている「掛唄
」と呼ばれる掛け合い歌がいかにして「社交」として成立しているのかを、掛唄の場を支える「社会」と、具体的な掛唄のやりとりの分析から明らかにする。
まず掛唄の「社会」について見てみると、多くの民族音楽学的研究が示すような「音楽が共同体を再生産する」とは言い難い状況があ
ることが見えてくる。次に掛唄のやりとりが行われる場を分析すると、どのように場の社会的・物理的環境が掛唄のやりとりに影響を
与えているか、そして掛唄の規則がいかに相互行為を推進・統御しているかが明らかとなる。
以上の分析から、掛唄の社会がオークショットの言う「社交体」に近い存在であることが浮かび上がってくる。そして掛唄は歌である
ことによってやりとりを統御しジンメル的な意味での「社交」に近いやりとりを成立・駆動させるエンジンとなっていることも見えて
くる。最後に、掛唄がなぜ社交のエンジンとなりうるのかを遊び論から考察し、「楽しさ」の重要性について論じてみたい。

 

【備 考】
*京都人類学研究会は京都を中心とする関西の人類学および関連分野に関心をもつ研究者・大学院生がその研究成果を報告する場です。
*事前の参加予約は必要ありません。どなたでも自由に参加いただけます。
*当日は資料代として200円いただきます。
*講演会後に懇親会を予定しております。

 

【問い合わせ先】
京都人類学研究会事務局:kyojinken2017[at]gmail.com
京都人類学研究会2017年度運営委員
* 代表:石井 美保
* 学生幹事:江端希之、大竹碧、加藤千里、久保田和之、小林大輝、柴谷朱音、竹田響、土谷輪、鶴田聖子、濱野ちひろ、平山草太、星
野佐和、本望菜穂子、水上優、三津島一樹、師田史子

 

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