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大学・研究機関イベント情報

京都人類学研究会5月公開講演会について、下記のとおりご案内申し上げます。
どうぞ奮ってご参集下さい。(以下、敬称略)

発表者:濱谷 真理子 (日本学術振興会特別研究員PD/京都大学東南アジア研究所)

タイトル:贈与のモラル・エージェンシー:北インド巡礼地におけるビクシャー(施し)と女性の美学 (Moral Agency of the Gift: Women’s Aesthetics of *bhikṣā* in a Pilgrimage Place, North India)

日時:5月29日(金) 18:30開演
開催場所:AA447(京都大学吉田キャンパス総合2号館4階 大会議室)18:00開場、18:30開演
懇親会の会場:AA437(同棟4階 談話室)研究会終了後(20:30頃)から利用

要旨:「客は神である(atithidevo bhava)」と言われるように、インドでは訪れる者を神の顕現として、それが一見托鉢する修行者であろうとみすぼらしい乞食であろうと分け隔てなく食事や金品を施すべきであると考えられてきた。本発表でとりあげる乞食する女性行者は、実際には「修行者」であるかどうか疑いのまなざしを向けられ、しばしば男性行者よりも劣位の者として扱われる。疑わしい他者である彼女たちは、いかに施しを獲得し、かつ施しにふさわしい受け手になりうるのだろうか。本発表では、北インド・ハリドワール郊外で暮らす女性行者のビクシャー(施し)を乞うための実践を事例として考察する。組織の序列に応じて一定の施しを確保できる男性行者とちがって、女性行者はさまざまなネットワークに依拠してビクシャーを乞う。そして、いかにビクシャーを乞うか−−−情報を集める、手段を確保する、ビクシャーを受け取る、それを他者とやりとりする、それについて語る−−−という一連のプロセスは、女性たちのあいだで修行者としての正統性やモラリティを評価する基準としてはたらく。本発表では特に、御食事会の招待券をめぐって形成される名声と悪評に焦点を当て、ビクシャー実践のプロセスとそれが彼女たちをどのようにモラル・エージェントに変容させるのかについて議論する。

事前申込は不要ですが、資料代として200円必要となります。
関連サイトとしてfacebookページもお知らせ致します。
https://www.facebook.com/kyojinken?fref=ts

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