数学・数理科学4研究拠点合同市民講演会
「こんなところに数学が・・・」
平成29年11月25日(土)
14時~(開場13時30分)
京都大学芝蘭会館稲盛ホール(収容人数:230名)
〒606-8315
京都市左京区吉田近衛町 京都大学医学部構内
アクセス >>
当日受付も行います。
当日は先着順に定員となり次第締め切らせていただきます。
数学・数理科学の4研究機関において、それぞれで行われている共同利用・共同研究事業の内容を基に、社会と数学との係わり合い及びその重要性について市民向けの合同講演会を企画いたしました。平成27年には東京(明治大学)、昨年は福岡(九州大学)で開催してまいりました。今回は「こんなところに数学が・・・」をテーマに数学・数理科学の最先端の研究の一端を京都からご紹介したいと思っております。
司会進行:京都大学数理解析研究所 教授 小野 薫
14:00 | 開会の挨拶 | 山田道夫 京都大学数理解析研究所長 |
14:05 | ご挨拶 | 西井知紀 湊 長博 |
14:15–14:45 | 講演 | 間野修平 「認識の超幾何」 |
14:45-15:15 | 講演 | 神山直之 「数学で社会の『しくみ』を作る」 |
【15分休憩】 | ||
15:30-16:00 | 講演 | 山口智彦 「渦は静かにまわる」 |
16:00-16:30 | 講演 | 熊谷 隆 「カード・シャッフルとマルコフ連鎖」 |
16:30 | 閉会の挨拶 | 樋口知之 情報・システム研究機構 統計数理研究所長 |
間野修平
タイトル: 認識の超幾何
概要: ベイズ統計は経験を通して認識を更新する枠組みを与えます。本講演では、その数式を眺めることで現れる多様な数学との接点を紹介します。
神山直之
タイトル: 数学で社会の「しくみ」を作る
概要: 本講演では、特に離散最適化理論を中心とする数学を用いた社会のしくみ・制度をつくる取り組みに関するお話をします。
山口智彦
タイトル: 渦は静かにまわる
概要: 流体の渦とはちがって、生体組織や自然環境・社会環境などにしばしばあらわれる「反応」の渦は、情報を伝える波として媒体中で静かにまわります。このような渦にまつわるあれこれをお話します。
熊谷 隆
タイトル: カード・シャッフルとマルコフ連鎖
概要: トランプゲームをするとき、ゲームの前にカードがしっかり混ざるようにカードを切り(シャッフルし)ますが、何回くらい切ればカードがよく混ざってくれるでしょうか?実は、大体7回切ればよく、しかも7回前後で急激に「よく混ざる」ようになるということが、今から25年ほど前にDiaconisという人によって証明されました。 私の講演では、トランプのシャッフルを数学的にどのようにモデル化するか、「よく混ざる」とはどういうことか、というところから話を起こします。上に述べた結果の初等的証明の雰囲気を少し味わってもらった後、より一般のモデルでどのようなときに上のような「急激に混ざる」現象が起こるかについてもお話しする予定です。
事前登録制/先着230名(入場無料)
参加ご希望の方は、以下の方法でお申込み下さい。後日入場証をお送り致します。
(事前登録の締め切り:11月20日(月)正午)→ 事前登録は締め切りました。
当日受付も行います。
当日は先着順に定員となり次第締め切らせていただきます。
数学・数理科学4研究拠点合同市民講演会事務局 (株)CSセンター内
〒604-8141 京都市中京区泉正寺町334番地 日昇ビル5階
Tel: 075-241-9620 Fax: 075-241-9692
E-mail: 4-kenkyukyoten@cscenter.co.jp
京都大学芝蘭会館稲盛ホール
〒606-8315 京都市左京区吉田近衛町
京都大学医学部構内
アクセス:JR、近鉄京都駅より、市バス等で約40分 市バス206番(京大正門前で下車)もしくは17番(百万遍で下車)に乗車して下さい。
情報・システム研究機構 統計数理研究所
九州大学マス・フォア・インダストリ研究所
明治大学先端数理科学インスティテュート
京都大学数理解析研究所